読売テレビグループ社員、非売品含む備品のレコード「4172枚」無断で売却 経緯・処分を報告し謝罪

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2024年06月14日 17:17  ORICON NEWS

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読売テレビ (C)ORICON NewS inc.
 大阪・読売テレビの同社グループ会社「ytv Nextry」は14日、社員が備品のレコードを無断で中古ショップに売却していたことが判明したとし、謝罪した。読売テレビのコーポレートサイトなどで「当社社員の不正行為について」と題した書面で発表した。

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 発表によると、2022年6月、ytv Nextryのポストプロダクションセンター所属の管理職社員が、AVラボの移転に際し、社内備品のレコード4172枚を、必要な社内手続きを行わず、無断で東京都内の中古レコードショップに売却。少なくとも53枚のサンプル盤(非売品)が含まれていた。

 売却代金42万2345 円を個人口座を通じて受け取り、多くは同僚との飲食代
など私的に使っていた。

 「社内調査において、社員は『レコードはいずれも古いものであり、今後使用予定がないため廃棄をしたかった』という理由から、無断で売却を行ったことを認めており、サンプル盤がプロモーション等を目的としてレコード会社から貸与されている非売品で、無断で売買ができないというレコードに関する権利への理解が著しく欠如していました」と報告した。

 社員本人に加え、報告や相談を受けながら容認した上司、詳細を確認せず売却の必要書類に署名した責任者、さらにレコード管理業務担当者の計4人に対し、6月12日付で社内処分を行ったとし、「社員らは、売却代金を弁済する意向を示しています」「サンプル盤については売却先のレコードショップと交渉し、回収(買戻し)を目指しています」とした。

 そして「当社社員の行為は、会社の財産を無断で売却した違反行為であり、音楽著作物を扱う会社でありながら権利に関するルールを逸脱したあるまじきものと厳粛に受け止めております。また、レコードに関する権利への社員の理解の欠如がこのような事態を招いた一因であると考え、今後外部からの講師を招いて著作権やコンプライアンスに関する研修会を実施するなど社内教育を徹底して、再発防止に全力で取り組んでまいります。このたびは、当社社員の不正行為により、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、また視聴者の皆様の信頼を損ないましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントした。
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