イギリスのブランド「スーパードライ(Superdry)」が、1000万ポンド(約20億円)の増資を含めた事業再建計画を発表した。現地時間6月14日に開催した株主総会で承認され、7月15日に実施予定としている。
同ブランドは、2003年に設立。「極度乾燥(しなさい)」などの日本語を使ったデザインのアパレルアイテムを販売している。近年は深刻な経営不振に陥っていた。
株主総会では、新規株式発行による資金調達、裁判所認可の再編計画の実施、既存普通株式の上場廃止が決定。ロンドン証券取引所のメインマーケットで、1株につき約10円(0.05ポンド)の新規株式2億株を発行し、1000万ポンド(約20億円)の増資を見込んでいる。また18日には裁判所による再建計画認可公聴会が行われる。同計画により、ブランド基盤を安定させ、業績回復を加速し、持続可能な未来に向けて推進することを目指すという。
同社会長のピーター・シェランダー(Peter Sjӧlander)は、「株主の皆様が株式増資案を支持して下さったことを嬉しく思います。提案に賛成票を投じてくださった株主の皆様に感謝申し上げます。これは事業再編を実現し、スーパードライが回復と成長への回帰を完了するために最善の態勢を整えるための重要な一歩です」とコメントしている。
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