ベアリング商社元社長ら3人逮捕=融資金詐取容疑、粉飾20年か―警視庁
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2024年06月18日 16:31 時事通信社
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粉飾した決算書類を銀行に提出し、融資金計5億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は18日、詐欺容疑で、ベアリング商社「堀正工業」(東京都品川区、破産手続き中)元社長の堀雅晴(69)=同区北品川、元総務部長の大熊重康(73)=板橋区中町=両容疑者ら男3人を逮捕した。認否は明らかにしていない。
同課によると、同社はメガバンクや地方銀行など46行から総額250億円の融資を受けていた。同課は、堀容疑者が社長に就任した2003年ごろから約20年にわたり決算書の粉飾が続いていたとみて詳しく調べる。
逮捕容疑は22年11月〜23年2月、純資産を水増しするなどし、良好な経営状態を装った決算書類を三菱UFJ銀行に提出し、融資金計5億円をだまし取った疑い。
同課によると、堀容疑者らは銀行側に対し、「仕入れを増やすために運転資金が必要」などとうそをついて融資を申請していた。融資金は他行からの借り入れの返済や、関連会社への出資、堀容疑者個人の高級外車の購入などに充てていた。
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