福岡に行こうとしたら、なぜ富山……あり得ない間違いスマホ依存も原因か 鉄道ファン「風景を見て」

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2024年06月19日 08:00  リアルサウンド

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どこへいくにもスマホが欠かせない現代にとって、あり得ないミスは起きやすくなっている? muhammad irfan(unsplash)

■駅名、なぜ意外と間違う?


  鳩ヶ谷駅と幡ヶ谷駅を間違う人なんているのか―― そんなXの投稿が話題になっている。埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅に、「違う、ここじゃない」と、名曲を思わせるタイトルのポスターが掲示され、「ご注意ください」「ここは鳩ヶ谷駅(埼玉県川口市)です」「幡ヶ谷駅(東京都渋谷区)ではありません!」と注意喚起されているのだ。


(参考:【写真】猫ポスター、JR駅構内のポスターに賞賛の声! じわじわくると話題のポスターをみる


  こうしたポスターをわざわざ製作するくらいなのだから、間違う人が一定数いるのだろうと思われる。窓口の駅員が、乗り間違えた乗客から相談を受けたケースがあるのだろう。


  実は、こうした行き先を間違うトラブルは増えているといわれる。その最大の理由は、現代人の多くが、紙の時刻表を使わずにスマホの時刻表検索を使って駅名を調べるためである。この時、一文字でも打ち間違えたり、誤変換してしまったせいで別の駅に向かってしまうのだ。


■同じ名前の駅名が近くにある


  鳩ヶ谷駅と幡ヶ谷駅は語感と文字の表記が似ているため間違うパターンだが、もっとも困るのが、同じ名前の駅名が、絶妙に近い場所に存在するパターンである。


  特に間違いやすいのが、東京メトロの霞ケ関駅(東京)と、東武東上線の霞ヶ関駅(埼玉)である。どっちも首都圏にあるのだ。しかも、東武東上線の列車は東京メトロに乗り入れているので、何も知らなければそのまま乗ってしまい、埼玉まで行ってしまうケースがある。


  ちなみに、駅名の表記を見てみると、“ケ”の大きさが違うのがわかるだろうか。そう、東京の方が大きく、埼玉の方が小さいのだ。なお、埼玉の霞ヶ関駅の方が歴史は古く、1916年に的場駅として開業し、1930年から霞ヶ関駅を名乗っている。東京の霞ケ関駅は1958年に丸ノ内線が開通した際に開業した駅である。


  なお、都営新宿線には小川町駅(東京)があるが、東武東上線にも小川町駅(埼玉)があるのだ。なかなか紛らわしいし、地方の人にとっては“トラップ”になり得るので、利用の際はくれぐれも気を付けてほしい。


■福岡県にない「福岡」駅


  こんなケースもある。筆者の友人で、博多駅に行くつもりが、「福岡」と入力してしまったがために富山県高岡市まで行ってしまった人が本当にいる。実は、福岡県福岡市には福岡駅がないのである。しかし、富山県内を走る「あいの風とやま鉄道」には福岡駅があるのだ。


  そんなことあるのか、と思うかもしれない。しかし、鉄道は駅の数が非常に多いため、乗り慣れていない人にとっては紛らわしい。そもそも、全員が全員、日本の地理に詳しいわけではない。スマホを全面的に信頼しすぎてしまうあまり、うっかりミスは起こり得るのだ。


 他にも間違いやすい駅名として、関東鉄道の佐貫駅(茨城)とJR内房線の佐貫町駅(千葉)(佐貫駅は2020年に龍ケ崎市駅に変更になったが、それでも旧駅名で間違う人がいるという)、JRの富士駅(静岡)と富士急行の富士山駅(山梨)などがある。宮城、北海道、熊本など各地にある白石駅や、福島と大阪にある福島駅、埼玉と京都にある大宮駅なども行き先を間違うと大変なことになるので注意したいものだ。


 鉄道を利用する際、スマホで時刻を調べるのが普通になった。しかし、表示された場所に機械的に行くのではなく、しっかりと確かめたうえで行動するようにしたいものだ。


(文=山内貴範)


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  • 鉄道ではないけど、山形自動車道に「宮城川崎」というインターがある。これ神奈川県にも川崎があって紛らわしいからそういう名前になったとの事。
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