【バレー】男子日本、高橋藍“イメチェン”で心機一転 全体でブロック強化励み/広報リポート

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2024年06月20日 10:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

練習する高橋藍(C)JVA

<男子日本代表広報リポート 第6回>



バレーボール男子日本代表の岸翔太郎広報がお届けする「男子日本代表広報リポート」の第6回。男子代表は、ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド(R)最終第3週フィリピン大会の初戦でカナダにフルセットの末、惜敗。21日からはオランダ、フランス、米国との3連戦に臨みます。今回は、この大会直前の選手たちの様子を紹介します。


◇ ◇ ◇


VNL予選R第2週福岡大会を終えた男子代表は、少しの休息を取って東京で再始動! NTCでの練習は、主にブロックを強化するメニューを重点的に行いました。


伊藤健士コーチは「実戦形式の練習では、スパイカーもブロックを避けてスパイクを打つ。ブロックはボールを手に当てて感覚をつかむことが大事」と、どこにトスが上がるかが決められたブロッカー有利のシチュエーションでの練習を採用。「ブロックを真上に飛ぶのではなく、トスやスパイカーの体の向きを見て最初から斜めに飛ぶなどジャンプの初動を意識することと、手の形を意識する練習をした」と意図を説明しました。


ラリー・エバデダン選手は「どこにボールが上がるかわかるブロッカー有利の練習、止めて当たり前の中ブロックすることで、ブロックの感覚をよりつかんだと思う」と練習の効果を実感していました。


そして、チームはVNL予選R最後の大会の地、フィリピンへ!


入国の次の日には早速、ウエートトレーニングとボール練習の1日練習を行いました。


現地は最高気温30度以上、湿度も80%以上と、高温多湿の環境。


高橋藍選手は「暑いですね。日本より蒸し暑い。フィリピンに来たなという感じです」としつつ「寒いよりは暑い方が良いので問題ないです」と万全の状態であることをアピール。


また「髪色を変えました。清楚(せいそ)な大人に見せたいなと思って。やったことなかったんですけど、今回黒染めしました。初戦のカナダには(イタリアで)昨シーズン共に戦ったチームメートが何人もいるので楽しみです」と笑みを浮かべていました。


西田有志選手も「昨年の方が暑かったなと思います。ブラジルも暑かったので大丈夫です」と力強く言い「フィリピン大会は、自分的にはいよいよだなと思います。自分たちが出来る1日1日の過ごし方を気にしてやって、この4試合をチームとして勝っていきたい。五輪のためにも世界ランキング5位以上を保ちつつ、良い準備をしたい」と宣言。加えて、14日に女子日本代表が五輪出場を決めたことを受けて「女子代表も五輪を決めて、すごく良かった。お互い良い結果を求めて努力出来たらなと思います」と改めて引き締めました。


VNLファイナルラウンド進出がかかり、オリンピックに向けてチームを完成させる最終フェーズに入るフィリピン大会。昨年同様に情熱あふれるファンが会場に多くいらっしゃると思うので、大盛り上がり間違いなしです! そして、バレーボール女子日本代表もパリ五輪決定おめでとうございます!!!


◆岸翔太郎(きし・しょうたろう) 1990年(平2)5月19日、埼玉県志木市生まれ。小学校からバスケットボールをはじめ、中学時には全国大会優勝。高校、大学と強豪校でバスケを続け、その後テレビの企画制作会社へ。現在は、昨年に続き、日本バレーボール協会広報部撮影班として男子日本代表チームに帯同し、チームの日々の練習や宿舎での様子などを撮影中。

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