リコー「ペンタックス」からフィルムカメラが21年ぶりに登場、若者のフィルム熱を受け開発

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2024年06月20日 17:51  Fashionsnap.com

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ペンタックス 17

Image by: RICOH
 リコー(RICOH)が、「ペンタックス(PENTAX)」ブランドから21年ぶりとなる新作フィルムカメラ「ペンタックス 17(PENTAX 17)」を7月12日に発売する。同商品の発表後、反響の大きさから現時点で初回出荷分の予約が予定数に達したため、一時的に注文受付を停止している。

 ペンタックス 17は、2022年12月にスタートした、ペンタックスブランドでフィルムカメラの開発検討を行う「フィルムカメラプロジェクト」の一環として誕生。昨今の若年層を中心に広がるフィルムカメラの人気や、デジタルカメラが主流となった近年、ベテランのフィルムカメラ技術者から若い世代へと技術を継承できる機会が少なくなっていることなどを受け、全自動ではなく人が操作する余地をあえて残すことで、撮影者の個性や創造性が発揮できるモデルを開発したという。
 本体は、通常の35ミリ判フィルムの1コマの約半分を使用するハーフサイズカメラ。撮影枚数は通常の2倍になるため、フィルムコストを抑えることができるほか、そのまま構えると縦長の写真になるため、スマートフォンと同じ感覚で撮影ができる。撮影モードは、カメラまかせで撮影できる「AUTO」をはじめ、夕暮れ時などに適した「低速シャッター」、夜景や花火が綺麗に映る「バルブ」など計7つを搭載している。
 また、フィルムカメラならではの操作として手動の巻き上げレバーを備えたほか、初めてフィルムカメラを使う人でも簡単にフィルムをセットできるよう、イージーローディング方式を採用。加えて、クランクによるフィルム巻き戻しや、ダイヤル操作による露出補正、ISO感度設定など、フィルムカメラを使う楽しさが得られる機構を施した。

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