「サルバム」がパリにショップをオープン　クチュリエが作るアイテムを即販売

　藤田哲平が手掛ける「サルバム（sulvam）」が、パリ3区のマレ地区にショップを8月3日にプレオープンする。アトリエとして構えていたスペースをリニューアルし、今後はショップ兼アトリエとして運営。グランドオープンはパリのウィメンズファッションウィークが開催される9月を予定している。

　サルバムは2022年1月末にフランス法人を立ち上げて拠点となるアトリエを構え、パリで長年縫製士として経験を積んだスタッフとともにこれまで運営してきた。今後は、クチュリエが仕立てたエクスクルーシブなアイテムをコレクションシーズンとは関係なく、作り次第店頭に並べるという販売方法で展開していく。
　プレオープンを控えるストアで現地時間6月20日、2025年春夏コレクションのプレゼンテーションを開催。テーラリングを得意とするサルバムだが、今シーズンのテーラードはこだわり抜いた1型のみで、その1型を派生させるかたちでカジュアルやフォーマルの垣根を超えた服作りを行ったという。アイテムはタイダイモチーフのジャカードを用いたジャケットやタンクトップ、花柄と迷彩を掛け合わせたアロハシャツなどを発表。また、オリジナルウールギャバジンのセットアップなどを展開する「Classic line」から新たにウィメンズラインがデビューした。

◾️sulvam Paris住所：74 RUE QUINCAMPOIX 75003 PARIS