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前回からの続き。私(サナコ)は昔から姑と折り合いが良くありませんでした。姑も私も気が強いタイプだったため、互いの主張がぶつかり合い、楽しく話をした覚えはほとんどありません。それでも何とか当たり障りなく、親戚関係を続けてきました。ここら辺は同居が当たり前の地域。結婚当初は何度か同居話を持ち掛けられましたが、同居なんてしてしまったら逃げ場がなくなる……。そう思った私は何がなんでも同居をせずにここまで暮らしてきたのです。しかし先日舅が亡くなってしまいました。周りの親戚からは「早く同居をしてあげろ」とプレッシャーをかけられます。そんなときにひらめいたのが、私の息子夫婦を姑と一緒に住まわせるという案でした。幸い姑は息子家族には激アマなのです。しかし息子夫婦からの返事は「NO」。むしろ「遺産もいらないし、何を言い出したんだ」くらいに受け取られてしまいました。
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息子のタケシ夫婦が、同居問題について相談にのってくれることになりました。
「高齢者施設に入るにしても、簡単じゃないしね。そういうのも含めて、一回話し合ったほうがいいんだよ」とタケシが言うのです。すると、つづけて嫁のアオバさんもつけ加えます。
「それに話し合うときには、お義父さんのごきょうだいも呼んだ方がいいと思います」
夫のきょうだいに相談しようと思ったことはなかったので私たち夫婦は少し驚きました。
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「今のうちにばあちゃんの要望を含めて、皆の気持ちのすり合わせをしておくべきだと思うよ?」
話し合いの間にタケシとアオバさんが入ってくれたことで、普段はカッとなりがちな姑もクールダウンしながら話してくれたように感じます。
ですが、どんなに説得しても、姑はこの家から離れたくないの一点張りでした。
そのため、夫ときょうだいたちが交代で様子を見に行くこと、あとは火事を防ぐために火の元をガスから電気に変えるなど、対策をとることに決めたようです。
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私が姑と仲が良くないという理由で、息子夫婦に大変迷惑をかけてしまいました。
アオバさんの一言で、姑の老後の面倒を見なくてはいけないという負担が一気に軽くなりました。
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義姉と義妹も姑の今後について、しっかりと考えてくれているようです。
夫からも「巻き込んですまなかった」と謝罪を受けました。
アオバさんのおかげで、物事が一気に進んだように思えます。
この件を踏まえて、私たちの老後もタケシに迷惑をかけないように考えていかなければと思いました。
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