1枚の画像から約5秒の短い動画を生成するAI「Dream Machine」が、X(旧Twitter)で大きな注目を集めています。
●読み込んだ画像から短い動画を出力
6月12日に米Luma Labsが公開したDream Machineは、1枚の画像をアップロードして「動かし方」を指示すると、約5秒の短い動画を生成するサービス。すでにXではさまざまな写真やイラストを元にした生成動画を投稿する人が多く見られます。
そんな中で、Xユーザー・沼倉正吾さんが投稿した、思い出の写真から生成された動画が話題に。自身の乳児時代の写真を元に、AIによる“写真の続き”が描かれた動画です。
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「こんなことは現実では起きていなかったのに、映像として生成されちゃうと新たな世界線を上書きしているような奇妙な感覚を覚える」とコメントする沼倉さん。「記憶のトリガーとしての記録が生成されると、もともとあいまいだった記憶は簡単に上書きされてしまう」という持論をつづっています。
存在しない記憶が描かれた生成AIによる動画に、Xでは「すごい時代になった」「ハリー・ポッターの魔法写真だ」と話題に。「母を早くに亡くした私としては奇跡に見える」と、好意的に見る人もいますが、「記憶が上書きされる」可能性を恐れる人も多く、「精度が上がったら問題になりそう」「捏造(ねつぞう)に使われるかも」「攻殻機動隊のように、映像が証拠能力を持たない時代が来る」など、懸念の声もみられます。
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