![](https://news-image.mixi.net/article/176/176_20240623_1105096_011.png)
前回からの続き。私とリョウが結婚したのは2年ほど前のこと。ずっと親の愛情を受けずに育った私は、リョウと義母の優しさに感動しました。しかも母親の愛情を知らない私に対して、義母は「本当のお母さんだと思って甘えてくれていいからね」とまで言ってくれました。さてある日、義母が義姉家族と旅行することを知り、私は激怒。だって私も「娘」なのですから、誘われるべきじゃないですか。しかし私がそれを主張すると、義母と義姉からドン引きされてしまいました。
![4_1_2 (14)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080759-107e873c223c643ba31094f0c20dfd09-1200x536.png)
話しているだけで悲しみでいっぱいになりました。リョウは静かに聞いてくれていました。
![4_2_1 (14)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080761-323ff2712406c114acd46bdcef4cc1e2-1200x616.png)
リョウは帰りに実家に寄ってきたと言います。
![4_2_2 (14)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080764-ff99110e2a06533d32159ee08980604f-1200x992.png)
「もう関わらないでくれ」という言葉に私は頭の中が真っ白になってしまいました。パニックになってリョウに向かって叫びます。泣きじゃくる私に、リョウは優しく声をかけます。
|
|
![4_3_1 (14)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080766-8a627d35f874aa979bad4fc0cf275e15-1200x568.png)
リョウは「お互い冷静になれるまで待とうよ」と、優しく話してくれました。
![4_3_2 (14)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080768-7bcd3b5ae5ff392ff17ff437bc1873a0-1200x477.png)
リョウは私のことを抱きしめてくれました。リョウと一緒にいられて幸せです。でも、今は「ママ」に距離を置かれてしまった寂しさで、ぼろぼろと涙がこぼれます。
![4_3_3 (11)](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718080770-48107ba48f87c92f2cbd1b9b16d8ce6b-1200x572.png)
リョウと一緒に義母や義姉に謝ろうと考えていた私。なんならリョウに「ヒナノも一緒に旅行に連れて行ってあげて」と口利きしてもらおうとまで考えていました。私はそこまで「親子愛」というものに妄信的になっていたのです。
そんなときに義母側から今後の関わりを拒否されてしまい、頭が真っ白に。孤独感でいっぱいになりました。私はずっと義母からの愛情ばかり求めていました。愛情を求められる場所を見つけ、なんだか暴走してしまっていた気がします。
「関わらないで」と言われてしまった義家族と、距離をとらなければいけないと、頭ではわかっています。けれど今は、どうしても寂しいです。
|
|
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか