作者の不祥事と作品は分けて考えるべき? ゲームからの楽曲削除でマンガ家が感じたこと

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2024年06月23日 12:41  ITmedia NEWS

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 人気音楽ユニット「ツユ」のメンバーの一人が起こした事件が大きな波紋を起こしています。KONAMIは自社のゲームからツユの楽曲を削除し、SEGAも同様の措置をとると発表しました。


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 ツユの楽曲がゲームで聞けなくなることに対し、楽曲に罪はないけど致し方ないという意見がSNSで多数みられました。ボクも全く同じ思いです。


 音楽に限らず、マンガや小説などの作品のブランドイメージには、どうしても作者のイメージも含まれます。昔からのメディアの露出に加え、最近ではSNSでの情報発信等の機会も増えたことにより、作者とファンの距離はどんどん近くなっていますし、作者のイメージを抜きに作品を楽しむことはますます難しくなっていると思います。


 そんな現状では、作品に罪はないからといって作品と作者を完全に分けることはできません。作品の提供を停止することは必然だとボクは考えます。


 一方、それでもただ純粋に作品を愛し、作品を楽しみたい人がいるのもまた事実でしょう。そういった人が作品を手に取れなくなるのは悲しいことです。そういったことにならないためにも、作者は作品にネガティブなイメージが付かないように気をつけなければならないな……と、自戒を込めて考えるのでした。


●著者紹介:サダタロー


1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。


●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場


漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。


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