限定公開( 209 )
ある小学校で3年生に出題された算数の問題が、X(Twitter)をざわつかせています。「18÷0=?」……って、それ割れないやつでは?
●小学校からの宿題に「18÷0」の設問
話題の発端は、イラストレーターのちゃーろーさん。娘さんが「どうしていいか分からない」と見せてきた宿題の小問、「18÷0」に頭を抱えることとなりました。
そもそも「ゼロで割る割り算(ゼロ除算)」は、答えを数学的に定義することができません。というのも、「18÷3=6」が「6×3=18」と置き換えられるように、「18÷0=?」を整理すると「?×0=18」。つまり、「18÷0」の答えは「0をかけると18になる数」となるのですが、当然ながらそんな数は存在せず、求めようがないのです。
|
|
Xで意見を求めたところ大きな反響があり、「ゼロで割ることはできない」「電卓で試すとエラーが出る」といった反応が多数。ちゃーろーさんは娘さんと一緒に考えて「答えないよね?」という結論に到達し、宿題は「18÷0=こたえなし」として提出されました。
●回答に「こたえなし」と提出するが……
ところが後日に返却されたプリントを見ると、「こたえなし」と書いた箇所はまさかのバツで、先生いわく「正解は0」。説明は「0で割ったら0」だけで終わったそうです。
結果をXで報告したところ、「0で割れるわけがないのに、先生の解釈を聞いてみたい」「問題自体が悪問」「そもそもゼロ除算は学習指導要領外で、小学生に出すものではないのでは」などと、批判的な声が多数。その一方で、「小学生のころ同じように答えは0だと教えられた記憶がある」といった声もみられます。
ちゃーろーさんとしては先生を責めたいわけではなく、単に答えを0とした理由が気になっているとのこと。Xでの反響に、「同じように教えられて、A÷0=0だと思ったまま大人になった人が結構いることに驚きました」と、編集部の取材に答えました。
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
Apple「iPhone 15」など値下げ(写真:ITmedia NEWS)33
iPhone 16発表 生成AIを内蔵(写真:ITmedia Mobile)96