電車で拾った平仮名の手紙、心が汚れた大人は読めないと判明 たった1文字違うだけで…

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2024年06月24日 11:00  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

子供たちの純粋無垢な瞳を見ていると、心が洗われるもの。信じがたいことだが、我われ大人もかつてはそのような存在で、当時の大人たちの心をデトックスしていたのだ。

現在X上では、心の汚れた大人には読めない「手紙の3文字」が、大いに話題となっているのをご存知だろうか。

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■この3文字、どう捉える?

注目を集めているのは、Xユーザー・悲しいねさんが投稿した一連のポスト。

「拡散希望」と題し、「山手線の11号車に落ちてました。なんだか大事なもののような気がしたので品川駅の駅員に預けました。どうかパパに届きますように」と綴られたポストには、「ぱぱへ」という書き出しから始まる、手紙の写真が添えられている。

幼い子供が父のため一生懸命書いたと思われる手紙に、思わず感動してしまう。しかし手紙の文中に、何やら奇妙な3文字が…。

なんと、手紙には「いつもらぞくのためにはたらいてくれてありがとう!!」と、記されていたのだ。

 

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■「裸族のために偉い!」と称賛

日頃はふざけた投稿ばかりしていても、こうした落とし物の情報拡散に協力を惜しまないのが、誇り高きXの民。

同ポストは投稿から数日足らずで7万件以上のリポストを記録するほど大きな話題となり、Xユーザーからは「品川駅ユーザーとして、いち家族の父として拡散いたしました。パパに届きますように」「これは父の日にもらったんじゃないかな…。届きますように!」「拾った人も、預かってくれた駅員さんも優しい」など、応援と感動の声が多数寄せられていたのだ。

また、恐らく「かぞく」の誤字と思われる「らぞく」に反応したユーザーも少なくなく、「裸族のためにも届いてほしい」「裸族のために…ぱぱ、偉い!」「手紙で感動して、らぞくで笑顔になった」などのリプライも確認できた。

ポスト投稿主・悲しいねさんに詳細を尋ねると…我われは「SNSの奇跡」を目の当たりにすることとなったのだ。

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■それにしても駅員、ノリノリである

【拡散希望】山手線の11号車に落ちてましたなんだか大事なもののような気がしたので品川駅の駅員に預けましたどうかパパに届きますように pic.twitter.com/WehLCWrelK

— 悲しいね (@sadcolor_) June 19, 2024

ある日、山手線内回りの車両に座っていた際、足元で件の手紙を発見したという悲しいねさん。

発見時の心境については「拾って『これはどうにか持ち主に届いてほしいな』と思いましたが、毛色が違う落とし物のため、駅員さんに渡すのが正しいのか、渡したとしても落とし主が問い合わせをする可能性も少ないのでは…と考え、Xに投稿しました」と、振り返っている。

その行為が正しいのかも迷った悲しいねさんだが、結果としては駅員も「あららら〜! これはしっかり預かりますね!」と、ノリノリで手紙を受理。Xの民らも好意的に捉えてくれ、胸を撫で下ろしたそうだ。

大勢の人が行き交う大都会の駅やXに、殺伐とした印象を抱いている人も少なくないと思うが、まさに「優しい世界」である。

 

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■その後の展開が正に「奇跡」

ポスト投稿から2日後、悲しいねさんは驚きのビッグニュースを投下。なんと、こちらのポストが持ち主家族の目に触れ、無事に落とし主の手元に渡ったと判明したのだ。

【最終報告】パパへのお手紙がTwitter(X)の力で無事本人まで届き、最高の写真と共に連絡いただきました

これがインターネットヌクモリティ

※掲載許可貰ってます pic.twitter.com/8DZ5jQaorr

— 悲しいね (@sadcolor_) June 21, 2024

落とし主(ぱぱ)の妻は、DMにて「本当に本当にありがとうございます」「今現在もパパは子供からのたくさんのメッセージカードや手紙を持ち歩いてますが、厳重に管理させたいと思います。そしてたくさんの温かい目に留めて貰った、今回のメッセージカードは我が家の家宝にします」と、悲しいねさんに感謝のメッセージを寄せている。

落とし物が戻ってくる国・日本のモラルと優しさが感じられる、じつに素晴らしいエピソードではないだろうか。

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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