博多駅前の路上で元交際相手の女性を殺害したとされる男の裁判員裁判で、検察側は男に懲役30年を求刑しました。
元飲食店従業員の寺内進被告(32)は去年1月、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたにもかかわらず、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せしてつきまとったうえ、胸や頭などを包丁で刺し、殺害したなどとされています。
これまでの裁判で寺内被告は、事件当日の待ち伏せやつきまといについては起訴内容を否認しています。
きょう、検察側は「短絡的かつ自己中心的な犯行」「無慈悲な意思決定は厳しい非難に値する」として、懲役30年を求刑しました。
判決は今月28日に言い渡されます。