映画「ルックバック」は「G」区分に 観覧に年齢制限なし

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2024年06月24日 16:11  ITmedia NEWS

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映画「ルックバック」 (C) 藤本タツキ/集英社  (C) 2024「ルックバック」製作委員会

 映倫は6月24日、アニメ映画「ルックバック」を【G】区分に指定したと明らかにした。年齢にかかわらず、誰でも観覧できる。映画は28日から全国の劇場で上映する予定だ。


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 漫画「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんが描いた全143ページの読み切り漫画が原作。漫画配信サイト「ジャンプ+」で2021年7月に公開したところ、初日で閲覧数が250万以上を記録するなど話題になった。


 映画のアニメーション制作は、スタジオドリアンが担当。映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わった押山清高さんが監督と脚本、キャラクターデザインを務めた。


 押山監督は、6月10日(現地時間)にフランスで行われた「アヌシー国際アニメーション映画祭 2024」のプレミア上映で「この作品はものづくりをするあらゆるクリエイターへの賛歌になればと思いを込めて制作しました」とあいさつ。また今作では「アニメーターの生の原画をそのまま画面に出す」という、商業アニメでは珍しい表現手法を使っていることも明らかにした。「絵描きのエモーショナルな部分が画面からあふれるルックになっている」。


 “藤本タツキさんの妹”として藤本さん関連の情報を発信しているXアカウント「ながやま こはる」は6日、映画の試写会に行ったと報告。「製作に関わってくださった方々の才能と熱量が伝わってくる作品でした。自分では拾えなかった部分も丁寧に汲み取ってくれたので原作を見た皆さんにも見ていただきたいです!」と投稿している。


 ──学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目もふらず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。


 しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。2人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる……。


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