JRA史上初! すべて異なる騎手が勝利する“珍事”【春GI振り返り】

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2024年06月25日 07:30  netkeiba

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日本ダービーを制したダノンデサイルと横山典弘騎手(撮影:下野雄規)
 先週末に宝塚記念が終わり、一年も間もなく折り返し地点に達する。数々の名勝負や記録が生まれた半年間。本稿では「騎手」でスポットをあて、上半期のGIレースを振り返りたい。

 フェブラリーSから宝塚記念まで、JRAの平地GI競走は12レース。そのすべてで異なる騎手が勝つという、史上初の出来事があった。

 そのぶん、初めてGIタイトルを手にしたジョッキーも多かった。菱田裕二騎手がテーオーロイヤルとのタッグで天皇賞(春)を制すと、ヴィクトリアMでは津村明秀騎手が単勝208.6倍のテンハッピーローズで勝利。安田記念では香港からの刺客ロマンチックウォリアーにまたがり、J.マクドナルド騎手がJRA・GIに初挑戦、初制覇を決めている。そして、先週末の宝塚記念。菅原明良騎手がブローザホーンを1着に導き、6年目にして待望のビッグタイトルを手にした。

 また、印象的な勝利も。フェブラリーSでは、藤岡佑介騎手が5年9カ月ぶりのGI勝ち。ハイペースを先行4番手で運ぶ強気の騎乗で、ペプチドナイルに初のタイトルをもたらした。日本ダービーでは、横山典弘騎手が歴代2位タイの3勝目。さらに同レースにおける最年長勝利記録も更新した。

 秋のGIシリーズでも、“異なる騎手のGI勝ち”は続くだろうか。今後も名手の手綱捌きに注目したい。
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