「その本、近くの書店に在庫あり」 書店横断「在庫情報プロジェクト」実証実験スタート

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2024年06月25日 14:31  ITmedia NEWS

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 出版文化産業振興財団(JPIC)と版元ドットコム、カーリルは、ユーザーが各社のサイトで書籍を検索した際に、近隣の書店の在庫情報を表示できるシステム「書店在庫情報」を6月21日に一般公開し、実証実験をスタートした。


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 当初はブックファースト、大垣書店、くまざわ書店、今井書店のグループと一部の地域書店が対象。今後、書籍の新刊販売を行っているすべての書店を検索対象にしたい考えで、他の書店チェーンとも在庫情報利用に向けた協議を進めている。


 プロジェクトの理念は、「データ開示に同意した書店の在庫情報を、インターネット上のあらゆる書籍情報サイトや出版社サイトに、オープンソースとして実装できるようにする」こと。すでに在庫をWebで公開している書店からは、システムから自動取得することも可能。書店がAPI連携を望む場合は個別に対応する。


 実証実験では、「カーリル」「版元ドットコム」の他、「ポット出版」「青弓社」「スタイルノート」の検索窓から書名などで検索した結果画面で、近隣の参加書店の在庫情報を確認することができる。


 カーリルは図書館の在庫を検索するシステムだが、借りたい本に多くの待機者がいる場合などに、近隣書店で購入できることを読者に伝えることができる。


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