湊かなえ、永作博美の演技でオーディオブックへの印象ガラリ「本くらい自分で読めばいい」→「確立した物語の表現方法になっている」

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2024年06月25日 15:00  ORICON NEWS

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『Audible記者発表会』に出席した(左から)永作博美、湊かなえ(C)ORICON NewS inc.
 作家の湊かなえ氏が25日、都内で行われた『Audible記者発表会』に参加し、俳優の永作博美とトークセッションを行い、オーディオブックに対する私見を明かした。

【写真】美しい二の腕全開!真っ青なドレスで登場した永作博美

 Amazonのオーディオブックおよび音声コンテンツ制作&配信サービス「Audible」では、4月25日から湊氏の短編小説『サファイア』を配信中。朗読を永作が務めた。本作は2012年に刊行された短編小説集で、表題作のほか「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」と、宝石をモチーフとした全7篇のストーリーで構成されている。

 湊作品はこのほか、19年7月に配信開始となった「高校入試」(ナレーター:川上ひろみ)を皮切りに、「告白」(ナレーター:橋本愛)、「Nのために」(ナレーター:榮倉奈々)、「贖罪」(ナレーター:小池栄子)、「少女」(ナレーター:稲垣吾郎)などが配信されている。

 しかし湊氏は当初、「本くらい自分で読めばいいのに…」とオーディオブックに消極的だったと言い、、自身の作品を音声コンテンツ化するにあたり、「できれば作品の世界をこう深く表現してくださる方がいい。私の作品の映像化でご縁をいただいた方に呼んでもらえたら」という要望を伝えたという。

 結果、同作収録の『ムーンストーン』がテレビドラマ化された際に主演を務めた永作を直々に指名。同作での永作の演技を「本当に体当たりで挑まれていて感動した」と絶賛し、「そんな永作さんにほかの作品を読んでもらえたら、自分が書いた話だけれど、また違う物語の側面が見えたり、深まっていくんじゃないかなと思って、読んでいただきたいなとお願いさせてもらいました」とオファーの経緯を伝えていた。

 永作は、湊作品について「まさに体当たりというようなやり方でなければ表現できないなと、役者的には思う作品が多い。ただ、体当たりをしたところでそこに届くのかっていう疑問をずっと抱きながら演じる作品ばかり」と語り、今回の朗読に関しても「もう私が役者としてできること、持っている知識、人生経験みたいなものまですべて使ってやらせていただいた」と言葉に力を込めた。

 完成版を聞いた湊氏は、「今までAudibleというものに対して勘違いをしていたんだなと思いました」と当初の印象を撤回。「今やテレビドラマ化、映画化、そしてAudible化と言えるくらい、確立した物語の表現方法になっている」と称えた。

 そして「物語を思い返したり、本を読み返したりするときに、ナレーターの方の声や口調、会話の間がよみがえってくる」と音声コンテンツ化のメリットも分析しつつ、「生活自体が豊かになるものだと思う」とうれしそうに伝えた。

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