「かけない」サングラス シルクジャカード老舗「小倉織物」日本初のアイテムを開発

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2024年06月26日 14:01  Fashionsnap.com

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 石川県小松市の⽼舗シルクジャカード織物専⾨⼯房 ⼩倉織物が、同じく小松市の⽼舗メガネ店「メガネの森」と地域連携して開発した「キヌグラス(Kinu-Glass)」を6月27日に発売する。⼩倉織物の公式サイトから完全受注生産で販売を行う。

 ⼩倉織物は、⽇本最後のジャカード織物専⾨⼯房として100年以上続く⽼舗企業。東京オリンピックの衣装のスカーフや海外のハイブランドのスカーフなどを⼿掛けている。
 キヌグラスは、⽇本初の「かけない」ファッションサングラスとして開発。レンズの代わりに⽣産時に余る最⾼級シルクを張ったデザインで、頭にかけたりシャツの⾸元にかけるなどアクセサリーとしての使用を勧めている。余ったシルクを使うことでSDGsの視点も含まれており、⽇本でしかできない伝統⽂化や技法を象徴するアイテムになることを⽬指すほか、今年の元旦に発生した能登半島地震を受け、「⽯川県内や全国に明るいニュースを届けたい」という思いを込めたという。
 アイテムラインナップは、透ける部分と透けない部分で⽂様を織り出す伝統的な織り⽅である「紋紗」や、ダルメシアンのような⿊いドットが特徴的なサテンクレープジャカード織り、独特の細かいライン状のシワが入った楊柳(ようりゅう)などの生地を使用した合計8型を展開。余った部分を使うため数量限定のデザインもあるという。価格は各税込3万800円。

◾️⼩倉織物:公式サイト
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