中国大引:上海総合0.8%高で6日ぶり反発、ハイテク・医薬に買い

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2024年06月26日 17:01  サーチナ

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サーチナ

 26日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比22.53ポイント(0.76%)高の2972.53ポイントと6日ぶりに反発した。
 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ下落基調を強め、足元では約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。ただ、上値は限定的。人民元安進行などが投資家心理の重しとなっている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が8.7%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が6.9%高、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が4.4%高、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が4.2%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.8%高で引けた。 
 医薬株も高い。河南太竜薬業(600222/SH)が4.6%、華北製薬 (600812/SH)が2.9%、北京同仁堂(600085/SH)が2.8%、上海復星医薬集団(600196/SH)と亜宝薬業(600351/SH)がそろって2.5%ずつ上昇した。素材株、インフラ関連株、消費関連株、不動産株、金融株、運輸株なども買われている。
 半面、エネルギー株はさえない。中国中煤能源(601898/SH)が1.4%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.2%安、中国海洋石油(600938/SH)が0.9%安、中国神華能源(601088/SH)が0.4%安で取引を終えた。中国石油天然気については、米当局が25日、同社米国拠点からの石油製品輸出で不正があったとして、1450万米ドル(約23億1700万円)の罰金を科したと発表したことも嫌気されている。そのほか、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が2.0%安、招商局能源運輸(601872/SH)が1.1%安と下げた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.06ポイント(0.91%)高の228.42ポイント、深センB株指数が13.68ポイント(1.22%)高の1117.74ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

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