スロバキア代表とルーマニア代表の一戦は1−1ドロー…互いに“大混戦”E組からの勝ち抜きを決める

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2024年06月27日 03:45  サッカーキング

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スロバキア代表とルーマニア代表の一戦は1−1ドロー [写真]=Getty Images
 EURO2024・グループE第3節が26日に行われ、スロバキア代表とルーマニア代表が対戦した。

 大会史に残る“混戦”と化したグループEに決着がつけられる。ここまで同グループは、全チームが1勝1敗という成績となり、最終節を前にして4カ国が勝ち点「3」で並ぶ事態が発生。1つのグループ内の全チームが最終節を前に勝ち点で並ぶのは、EUROの歴史上初の出来事だという。ベルギー代表との初戦を制したスロバキア代表は、前節のウクライナ代表戦で1−2の敗戦。決勝トーナメント自動進出には勝利が必須となっている。対するルーマニア代表は、初戦のウクライナ代表戦こそ3−0の大勝を収めたものの、続くベルギー代表との一戦を落としており、自力でのグループステージ突破には引き分け以上が必要だ。

 試合序盤は、ルーマニア代表がスロバキア代表のゴールへと迫る。11分に相手のスローインを奪った流れからカウンターを仕掛けると、右サイドバックのアンドレイ・ラティウがドリブルでバイタルエリアに侵入。ニクショル・バンクとパスを交換し、ボックス内のフロリネル・コマンとのワンツーから右足でシュートを放つ。しかし、ボールはGKマルティン・ドゥブラフカに弾かれ、こぼれ球をヤニス・ハジが詰めるが、枠を大きく外してしまった。

 そんななか、24分にスロバキア代表がスコアを動かす。最終ラインからボールを繋ぎ、センターバックのミラン・シュクリニアルが右サイド深くへと大きく展開。ペテル・ペカリークからのパスを受けたユライ・クツカが滞空時間の長く柔らかいクロスを送ると、2列目から飛び込んできたオンドレイ・ドゥダが頭で合わせる。叩きつけたヘディングはゴールに吸い込まれ、スロバキア代表が先制に成功した。

 リードを許したルーマニア代表だったが、34分に右サイド深くでドリブル突破を試みたハジが、ペナルティエリア内で相手のファールを誘ってPKを奪取。キッカーを務めたラズヴァン・マリンがゴール左へと豪快に蹴り込み、すぐさまルーマニア代表が試合を振り出しに戻した。

 同点で突入した後半はこう着状態が続くが、61分にルーマニア代表が決定機を迎える。マリンのミドルシュートはGKドゥブラフカに防がれたものの、相手のクリアボールを回収して波状攻撃。バンクがボックス左角に縦パスを差し込むと、デニス・ドラグシュがターンから前を向き、右足に持ち替えて強烈なシュートを放つ。だが、惜しくもわずかに枠を捉えきれなかった。

 結局、そのまま試合は1−1で終了。グループEは全4チームが勝ち点「4」で並んだものの、スロバキア代表は3位、ルーマニア代表は1位で決勝トーナメント進出を決めた。

【スコア】
スロバキア代表 1−1 ルーマニア代表

【得点者】
1−0 24分 オンドレイ・ドゥダ(スロバキア代表)
1−1 37分 ラズヴァン・マリン(PK/ルーマニア代表)

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