![](https://news-image.mixi.net/article/100/100_20240627_14853704_006.jpg)
【写真】ヤバい稽古続きで炭治郎・善逸・伊之助もこの表情
■とにかく体が持たなそう! “キツすぎ”第1位:岩柱「足腰強化訓練」
柱稽古は総じて全部“キツすぎ”なのだが、中でも特に参加したくないのが岩柱・悲鳴嶼行冥による「足腰強化訓練」。内容はシンプルで、滝修行、丸太を担ぐ修行、そして岩を押す修行の3つだ。
この訓練にたどり着くまでには、音柱・霞柱・恋柱・蛇柱・風柱それぞれの柱稽古をクリアする必要がある。つまり、悲鳴嶼のもとで稽古している隊士たちはかなりの猛者がそろっているのだ。そんな猛者たちが震えあがり、意識を飛ばすほどの勢いと冷たさの滝。そして炭治郎が「太い…」と引くほどの丸太。さらに、自分の身長よりも直径の大きな岩は、一町、つまり約109mもの距離を押さなければならない。
那田蜘蛛山編からの付き合いである炭治郎たちの先輩隊士・村田がこの稽古で久しぶりの登場。悲鳴嶼のところまでやってきた村田を尊敬するとともに、そんな村田が10日もかかってやっと1つ目の滝修行をクリアしたというから、悲鳴嶼の修行、相当ヤバい。そんなヤバい修行の中、炭治郎は「反復動作」を身に着ける。力を発揮する目印になる“痣”を意図的に出現させることにも成功し、今回の柱稽古の“目的”を果たしたといえよう。
■心がしんどすぎる…“精神的地獄”第1位:霞柱「高速移動訓練」
柱たちは鬼殺隊の剣士としてものすごい実力を持っているが、人間性には少々難ありな方々が多い。日常的に「さっさと死ねゴミカス」(by 蛇柱・伊黒小芭内)とか「殺すぞォ」(by 風柱・不死川実弥)とか言ってくる。
|
|
霞柱による修行もシンプルで、とにかく無一郎に木刀で切りかかっていく。「君、また死んだよ」「隙だらけ。木刀拾って」とものすごく冷たい物言いをされながら、ひたすら“負け続ける”という内容で、隊士たちも「このままじゃ鬼と戦う前に倒れちゃうよ」「せめてあの物言いだけでもなんとかならないかなあ」「心えぐられるよね」とこぼすほど。ただ、彼が心を許している炭治郎には満面の笑顔を見せ、そのギャップにもまたやられる。
しかし無一郎は隊士たちが嫌いで言っているのではなく、「僕は君たちに鬼に殺されてほしくはない、できれば、長生きしてほしい。本当にそう思っている」という言葉もかける。鬼殺隊を思う深い心は持っているものの、ただただ、“塩”なのである。
■優しさにキュン! “心のオアシス”第1位:音柱「体力向上訓練」
身体にも心にもキツい稽古ばかりな柱稽古。しかしそんな中にも“オアシス”と呼べる(?)稽古もあった。癒される…という意味では、恋柱・甘露寺蜜璃による稽古も、大正時代にはほとんどの人が見たこともなかったであろうパンケーキのおやつが出たり、とにかく蜜璃の笑顔がかわいいといった点ではかなり上位なのだが、その稽古のやり方はかなり“力技”であり、炭治郎からも「柔軟は、地獄!」というセリフが飛び出たため次点としたい。
恋柱の稽古を抑え、柱稽古の“心のオアシス”に選びたいのは、元音柱・宇髄天元の「体力向上訓練」だ。派手好きな宇髄が柱稽古のオープニングとして考案した稽古は、意外と地味。ひたすら山を駆け上がったり筋トレしたり、崖を登ったり…へとへとになった1日の締めには、山のふもとをさらに1周…というかなりスパルタなもの。すでに立派なシックスパックを腹に携えている隊士たちが悲鳴を上げるのだから、キツさで言えば岩柱の稽古に勝るとも劣らないかもしれない。
しかし宇髄が他の柱と違うのは、掛ける言葉がなんとなく“部活っぽい”のだ。言葉は厳しいが、どこか『スクール・ウォーズ』や『ROOKIES』(どちらもTBS系)などに登場する往年の熱血教師を思わせるアツさと愛を感じる。実際、隊士たちを山に走りに行かせた後、最後の隊士が帰ってくるまで自分も食事をとらず待っていて、結局山まで迎えに行ってしまったというエピソードも、3人の妻たちから暴露されている。
|
|
■柱稽古で強くなった炭治郎たち、いよいよ“無限城”へ!
柱稽古編では、各柱たちのすさまじい実力(と、ヤバさ)を存分に知ることができた。そして、壮絶な稽古を経て確実に剣士として成長した炭治郎たち。原作の流れでは、いよいよこのあとは鬼舞辻無惨らとの直接対決となる“無限城編”に突入していく。クライマックスを迎える『鬼滅の刃』から、この先も目が離せない。(文:小島萌寧)
『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』最終話は、フジテレビ系にて6月30日23時15分放送(60分拡大)。
※鬼舞辻無惨の「辻」の正式表記は一点しんにょう