芸人・八木真澄氏今年も猛暑が予想されるなか、本格的な夏到来の前に準備しておきたいのが「疲労」対策だ。現在、吉本興業きっての“営業芸人”として、全国各地のイベントにひっぱりだことなっているサバンナ八木。地獄のような酷暑や極寒のステージもはねのけ、芸を披露し続ける男が“疲れ知らずの体の秘訣”を語る!
◆“疲れ知らずの体の秘訣”とは?
「夏の営業は冬より体調管理が難しくなるので、自分で予約するホテルは家具の配置や空調を基準として選ぶようにしてます。それから、野外の営業だと1日に2ℓぐらいの水を飲むので、胃液が薄くなって胃腸を痛めやすくなる。なので、お風呂上がりにベッドの上でテニスボールを腰の裏に敷いて、内臓をほぐしてから寝ると翌朝に疲労が残りにくいです」
◆営業先ではプチトマトを大量に常備
また、食事を見直すことで体調を崩さなくなったとか。
「以前は筋肉のためにタンパク質をメインにして炭水化物を控えていたら風邪をひきやすかった。それで炭水化物を中心に、体が欲したものを好きなだけ食べるように変えたら体調管理がラクになりました。夏で意識して取るようにしているのが疲労回復に効果のある酸味。営業先ではプチトマトを大量に常備するようにしてます」
◆どれだけスベったとしても…
ほかに精神的な疲労を溜めないセルフケアの方法もある。
「どれだけスベったとしても、その日で完結させる。そして必ず翌日のタイムスケジュールをメモ帳に書いてから寝るようにします。頭を整理することで、睡眠の質も良くなるんです。正直、失敗なんてしょっちゅうなので、そのたびに反省していたらメンタルが持ちませんよ(笑)」
◆「疲れてるとか言ってる場合じゃないんです!」
今年で芸歴30年。まもなく50歳を迎えるが、ひたすら我が道を、唯一無二の芸人道を突き進んでいる。
「相方が僕より稼いでいてコンビ格差とかいわれますけど、僕なりの仕事で稼いで満足しているから全然気にならないんですよ。だから、営業先で自分よりも売れてる後輩と一緒になったとしても引け目もない。それに去年、32年ローンで購入した一軒家の完済予定が80歳。疲れてるとか言ってる場合じゃないんです!(笑)」
吉本の営業王の疲労を吹き飛ばすマインドも見習いたい。
【芸人 八木真澄氏】
高橋茂雄とお笑いコンビ・サバンナを結成。1000個以上のギャグを持ち、筋肉芸人としても活躍。FP2級。新著『年収300万円で心の大富豪』が発売中
取材・文/週刊SPA!編集部
※6月25日発売の週刊SPA!特集「暑くても[疲れないカラダ]」より
―[暑くても[疲れないカラダ]]―