パリオリンピック(五輪)のバレーボール男子組み合わせ抽選が26日、ポーランド・ウッジで行われた。
世界ランキング2位の日本は、同5位米国、同8位アルゼンチン、同11位ドイツと同じC組になった。
これを受けてフィリップ・ブラン監督(64)と石川祐希主将(28)は27日、日本バレーボール協会(JVA)を通してコメントを発表。ブラン監督は「メダル獲得が我々の夢」、石川は「メダル獲得だけを見て」と先を見据えた。
◆フィリップ・ブラン監督のコメント
「オリンピックの予選ラウンドが難しいことは分かっているし、(抽選結果をみて)最悪な相手とも簡単な相手だとも思っていない。とにかくメダルを取るにはこの対戦国と張り合う必要がある。アルゼンチンとドイツに勝つことが重要になるだろう。(準々決勝以降、簡単な相手はいないが)予選ラウンドを上位通過できれば同ラウンド3位のチームと戦える可能性があるので、アメリカに対しても勝つことができればと思っている。ここ3年、この大会のために準備をしてきた。去年は出場権を得ることが目標だった。そして今年はオリンピックでのメダル獲得という素晴らしい目標にフォーカスしている。目標を達成することはとても難しいことも分かっているが、メダル獲得が我々の夢なのでそれを達成できるように、またコートで選手が活躍できるように背中を押していきたい」
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◆石川祐希のコメント
「決して簡単なグループではない。どのチームも力を持っているので、気は抜けない。ドイツとアルゼンチン、この2チームとの対戦は非常に重要。3位まで(3位のチーム中上位2チーム)は決勝トーナメントに進めるが厳しい戦いになると思う。ドイツはランキングとしては下位であるが、昨年のパリ五輪予選で自力出場を決めている非常に力のあるチームなので、気を引き締めて臨みたい。オリンピックでの目標はメダルを獲得することなので、そこだけを見て練習していく。どの試合も簡単ではないので、毎試合全力でベストパフォーマンスを出せるように戦いたい」
抽選では、出場12チームが4チームずつ3組に振り分けられた。第1ポット(P)の3カ国は開催国フランスがA組、世界ランク1位ポーランドがB組、同2位日本がC組。3〜5番手の第2P、6〜8番手の第3P、9〜11番手の第4Pが1チームずつA〜C組に分かれた。本大会では各組上位2チームと各組3位のうち上位2チームが決勝トーナメントに進む。
日本は、1972年ミュンヘン大会の金以来52年ぶりのメダル獲得を目指す。組み分けは以下の通り。
▽A組
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フランス(世界ランキング7位)スロベニア(同3位)カナダ(同9位)セルビア(同10位)
▽B組
ポーランド(同1位)イタリア(同4位)ブラジル(同6位)エジプト(同19位)
▽C組
日本(同2位)米国(同5位)アルゼンチン(同8位)ドイツ(同11位)
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