「"女の子だから"何かをしなくていい」言われた経験がある女子中高生の割合は?

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2024年06月28日 09:20  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ガールスカウト日本連盟は、『ジェンダーに関する女子中高生調査報告書2023』を2024年6月25日に公開した。調査は2023年11月14日〜12月17日の期間、全国の中学生・高校生年代の女子1,563人を対象にインターネットにて実施したもの。


学校の先生は、女子と男子に平等に接していると思うかと尋ねたところ、中学生(31%)、高校生(32%)ともに約3割が「そう思わない」との結果に。


「女の子だから」何かをしなくていいと言われたことはあるかとの質問に対し、中学生(40%)、高校生(52%)ともに、「言われたことがある」と回答。また、制限を受けたり期待をされたりした人については、両者ともに「学校の先生」が最も多かった。そのほか、「友達」「父母」「祖母」が上位にランクインし、特に中学生は「友達」(99人)が2位にあがる結果に。


「女の子だから」と何かをやらされたことがあるかと尋ねると、中学生は約2割、高校生は約3割が「ある」と回答し、両者ともに制約を受けたのは「母から」が最多だった。

以降、中学生は「学校の先生」(57人)に次いで「父」(40人)、「友達」(36人)、「祖母」(33人)が上位にあがるのに対し、高校生は「学校の先生」(108人)に次いで「父」(79人)、「祖母」(74人)、「祖父」(43人)と続くなど、異なる傾向がみられた。


ふだんの生活の場で「性的な嫌がらせや性差別」を見ることがあるかと尋ねたところ、中学生は45%、高校生は61%が「ある」と回答。両者の回答で最も多かったのは「メディア」(中学生34%、高校生48%)であることが明らかに。以降、「学校」(中学生21%、高校生23%)、「公共の場所」(中学生13%、高校生28%)なども、上位にあがった。


自分の生理や体調に対し、中高生ともに約4割が「友人」や「家族」に話すと回答した一方で、両者ともに約1割が「誰とも話さない/話せない」との結果に。


容姿について尋ねたところ、中学生は59%、高校生は69%が「プレッシャーを感じることがある」と判明。比較対象でみるイギリスの女子中高生は、約5割で、日本の女子中高生よりも少ない結果であった。しかし、日本、イギリスの女子中高生ともに、5割以上がプレッシャーを感じていることが見受けられた。(MN ワーク&ライフ編集部)

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