国立公園に迷い込んだ猫、奇妙なポーズで木の上から助けを待つ(米)

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2024年06月28日 13:31  Techinsight Japan

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松の木の上で奇妙な体勢のままジッと動かなかった猫。消防隊員が駆けつけ、ハシゴを使って救助した(『Grand Canyon National Park Facebook「Update (6/21 at 7 pm): Owners have been located.」』より)
米アリゾナ州の国立公園で今月21日、奇妙なポーズで木の上にいた猫が発見された。お腹で木の枝を挟むようにしてぶら下がった猫は、自力で降りられなくなったようで、救急隊員らにより救出された。人々からは「どうやって登ったんだろう」など疑問の声が寄せられていることを、米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。

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米アリゾナ州にあるグランドキャニオン国立公園のキャンプ場「Mather Campground」の近くで21日午後1時、松の木の上で身動きが取れなくなっている猫が発見された。消防隊が救助に向かったが、猫は奇妙なポーズで助けを待っていたのだ。

当時の様子を撮影した写真には、松の木の上に猫の姿が写っている。猫は地面から数メートルほどの高さの場所にある枝をお腹で挟み、まるで布団が干されているような体勢になっていた。

前脚を揃えて目の前にあった小さな突起部分に乗せ、右後ろ足は木の幹に添えているが、左の後ろ足を置く場所はなかった。なぜこの状況に陥ってしまったのかは不明だが、猫は自力で降りることができなくなってしまったのか、その体勢のままジッとしていた。

駆けつけた消防隊員がハシゴを木に立てかけて猫のもとへ向かい、無事に救助された。その後、グランドキャニオン国立公園ではFacebookに当時の写真を公開し、「すぐに救助活動を行った消防士と救急隊員に心から感謝します」と綴り、猫の飼い主を探してほしいと呼びかけた。

この投稿のおかげか、すぐに飼い主と連絡がついた。この猫“アーチー(Archie、2)”は、近くに住む飼い主の家から逃げ出し、木の上で助けを待つことになってしまったそうだ。

今回の猫の救出劇が多数のメディアに取り上げられると、「自分のしたことに後悔しているように見えるね」「どうやってあそこまで登ったんだろう?」「良い景色を見ようとしたのかな?」「無事に救助されて良かった」という声が寄せられた。


しかし中には、「ただぶら下がっていただけじゃない?」「木の上で猫の死体なんて見たことがないでしょう? 猫は自分で降りられるよ」といった指摘も見受けられた。同国立公園が投稿した写真には、ハシゴを登って猫のもとへ向かう消防隊員の姿が写っているが、猫をよく見ると前脚を枝に乗せ、ぶら下がっていた状態から体勢を立て直していた。

猫は非常に落ち着いた様子を見せていたそうで、奇妙なポーズのまま木の上からの景色を楽しんでいただけかもしれない。単に高い場所から降りられなくなっていた可能性もあるが、真相は猫本人にしか分からないようだ。

ちなみに2021年5月にはイギリスで、高さ10メートルの電柱の上で助けを求める猫を救出するため、約100軒を一時的に停電していた。

画像は『Grand Canyon National Park Facebook「Update (6/21 at 7 pm): Owners have been located.」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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