<壊滅的レベル>イラストレーターになりたいわが子の絵はとても下手。将来の夢を応援すべき?

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2024年06月29日 09:30  ママスタセレクト

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子どもにはあらゆる可能性があるので、どんな大人になるのかと楽しみに思っているママは多いはず。親としては子どもの個性や才能は少しでも伸ばしてあげて、大きく羽ばたいてほしいですよね。しかし子どもの希望する仕事や将来の夢が、子どもの希望通りに全て叶うわけでもないのが難しいところ。先日ママスタコミュニティには「下手なのに将来の夢」というタイトルで、こんな投稿がありました。投稿者さんの娘さんは小学校5年生。「将来はイラストレーターや絵本作家になりたい」と夢を見て絵を描き続けているそうです。しかし投稿者さんから見てその絵は「壊滅的」と思うほどのレベルだとか。
『模写も想像系もアニメ系も平面的で筆圧がかなり高く、バランスはひどくズレてます。 ゆる絵という緩い作風、コンセプトで描かれたキャラクター系が好きで描きますが、他の子が娘の自由帳に描いた絵と見比べて娘のレベルの低さに気付きました。私と同じで平面図しか描けない脳で空間認識や立体想像が難しい子なのですが、親戚の子がイラスト専高に行ったのを聞いて行く気満々。娘は夢中ではあるので応援しますが、親としてはわざわざ専攻してほしくない気持ちもあります。皆さんなら応援できますか? イラスト講座にも行きましたが、娘はわが道タイプで全く聞いていませんでした』
投稿者さんから見ると絵はあまり上手ではないものの、娘さんは将来絵の仕事に就きたいと考えているそうです。また親戚の子どもがイラストの専門学校に進んだことで、「私も行きたい!」と思いがさらに強くなったことも綴っていました。そこでママたちに応援すべきなのかとアドバイスを求めています。

将来の夢を応援したらいいのか、反対したらいいのか


『大々的に反対はしないけど、できるだけそっちに行かないように持っていく。将来に繋がらない無駄なことにお金を使えるほど余裕がないから。子どもが自分でお金を出すなら、やってくれればいいけどさ』
投稿者さんは娘さんの将来の夢を応援したらいいのか、反対したらいいのかと悩みを吐露しています。投稿者さんとしては、できるだけ表立っては反対したくないのかもしれません。娘さん自身が自然と夢を諦めてくれる方向を求めているのでしょう。他のママからは「できるだけそっちの進路に行かないようにする」というコメントも。子どもの夢を応援したい気持ちはあるものの、家庭の状況を顧みて「将来に繋がらないことに、無駄なお金を出したくない」と考えてしまうこともあるようです。
『たとえ下手でもオリジナリティのある絵を四六時中飽きずに楽しんで描いているなら素質あり』
『描いているものが完全オリジナルなら応援。誰かの猿真似なら放置』
『いっそ壊滅的なくらいのほうが、何かのきっかけでバズる可能性があっていいじゃん。または向いてないことが、すぐにわかって方針転換するかもしれない』
投稿者さんは娘さんの絵を「壊滅的」と表現していました。どのような絵のテイストなのか、どのくらいのレベルなのかは実際に見てみないとわかりません。しかしママたちからは「下手でもオリジナルの絵なら素質があるかも」、「中途半端に上手よりも、壊滅的なレベルの方がいい方向にいく」といったコメントがありました。平面図しか描けなくても誰も描いたことがないような絵を描き続けているのであれば、何かのタイミングで花が開く可能性はありますよね。また何時間もかけても絵が壊滅的に下手なのであれば、娘さん自身も「自分には向いていない」と諦める時期が早く来るかも。そう考えると今の娘さんの状況は、決して悪いものではないかもしれません。

見守りつつも勉強もさせることは忘れずに

『小学生なら、そのまま見守る。いつか夢も変わるかも。私は不器用でセンスのかけらもないのに小学生のときに「美容師になりたい」って言ってたけど、今は公務員。現実を知るときは来る』
『まだ小学生だから変わるかもしれないしね。うちの娘も小学生の頃は似たようなこと言ってたけど、中学になって美術の授業でクラスにめちゃくちゃ上手い子がいてあっさりその話をしなくなった。大学は情報系でプログラム書いてるよ』
反対でも賛成でもなく、そっと娘さんを見守るという意見もありました。投稿者さんの娘さんは小学校5年生ということで、自分の将来の夢に思いを馳せる年頃でしょう。これがもう少し成長していくと自分のことを客観的に見れるようになり夢は現実的ものに変わったり、より具体的になったり。また広い世界を知って別の夢が見つかることもあるでしょう。そうやって子どもも大人へと成長していくのではないでしょうか。「現実を知るときがいつか来るから、それまでは口を出さずに見守る」というのは、とても現実的なやり方かもしれませんね。
『うちの子は美大卒でデザイン職。小学生の頃は好きな絵を好きなように描いて楽しむだけだったけど、それで進路となると厳しい世界よ。勉強はしっかりしといたほうがいい。勉強に苦手意識があってイラストに逃げてるんだったら、親は勉強をフォローしないとね。この先も絵を描いていくには学力は絶対必要だし、勉強ができる子は絵でもスポーツでも習得は早い』
「絵や美術の方向に進むとしても、勉強も頑張ったほうがいい」というコメントも。実際にお子さんが美大に進学してデザイン関係の仕事をしているママからの親身なアドバイスです。学校にもよりますが美術やイラストの学校に行くのに、絵の試験だけではなく筆記試験も必要になってきます。またたとえ絵の道が閉ざされるとしても学力があれば希望する大学に行くこともできるので、やはり勉強は頑張っておくに越したことはないでしょう。「絵は描き続けてもいいし応援もするけど、勉強もしっかりやるんだよ」と娘さんと約束しておくと、投稿者さんとしても安心材料になるかもしれませんね。

下手でも一生懸命に描いているなら応援する!


『下手でも一生懸命努力してるなら応援する。うちの子の場合はピアノの練習をロクにしないのに、プロになるとか言ったから一蹴した。本人は本気だったらしく泣かせてしまったけど、練習もしないのにプロになれるとか勘違いしたまま成長してほしくなかったから』
『私は応援するよ。それになれなくても他に波及するわけだし、燃え尽きるまでしたらいいと思う』
『小学生は応援してあげて。うちなんて成績悪いのに難関上位を志望校にする高校生がいるけど、とりあえずできるところまで頑張れって応援しとくわよ』
ちなみに筆者の知人も絵がまったく上手ではないものの、美大を目指していました。美大専門の予備校に通ってなんとか合格できたものの、入学すると他の人たちのレベルの高さに圧倒されたそう。1年生の頃に絵で仕事を得るのは難しいとわかり、別の仕事に向けて勉強を始めていました。最終的には美術と少し関係のある仕事に就くことができ、今ではバリバリとその仕事をこなしています。また美大に行って自分のことを客観視できただけでなく、今は美大時代の知り合いと一緒に仕事をしていることも多く、「進学してよかった」と言っていました。このように今の頑張りが直接的に夢に繋がらなくても、他のことに波及することも十分あります。

今回の件ではさまざまなコメントが寄せられていましたが、一番多かったのは「絵が下手でも本人が頑張っているなら応援する」という意見でした。やっぱり親ですから、子どもが何か一生懸命に取り組んでいるのであれば応援したいもの。また親が自分の夢を応援してくれていないとわかると、親子の信頼関係も揺らぎかねません。夢中になれるものがなかなか見つからない子どももいるなかで、投稿者さんの娘さんは絵を頑張って描いています。それは素敵なこと。もし娘さんの希望通りの夢が叶わなくても、一生懸命ひとつのことを続けてきた過去や絵に関する経験によって別の夢が花開くこともあるでしょう。まだまだ小学生なのですから、親はできる限り応援してあげることが正解なのではないでしょうか。

文・AKI 編集・ここのえ イラスト・あい

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  • 他の科目の得手不得手とのバランスで考えればよいと思う。主要教科で偏差値60くらい取れるなら、普通科を目指した方が経済的には成功しやすい。
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