<陸上:日本選手権>◇29日◇第3日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇女子100メートル障害準決勝
準決勝1組に出場した22年世界選手権代表の福部真子(28=日本建設工業)が、12秒75(追い風0・8メートル)をマークして、パリ五輪参加標準記録(12秒77)を突破。30日の決勝で優勝すればパリ五輪代表に内定する。
予選でいきなり大会新の12秒85(向かい風0・6メートル)を記録。22年に青木益未がマークした大会記録(12秒94)を0秒09更新した。
準決勝でもスタートから加速して独走でゴール。自らが22年にマークした日本記録12秒73には0秒02及ばなかったが、パリ五輪参加標準記録を突破。レース後、福部は「予選からしっかり狙っていきたいと思った。明日(30日)が雨予想なので今日しかないと思っていた」。想定通りのレースだった。
昨年は参加標準記録を突破しながら日本選手権で4位にとどまり、世界選手権出場を逃した。「もう1回12秒7台を出して優勝を決めたい」。福部の言葉に力がこもった。
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