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前回からの続き。私は佐倉ミサト。去年、結婚して中川ミサトになりました。入籍してからしばらく経っていますが、数か月前に結婚式も挙げました。夫のタツヤは9歳年上です。精神的にも経済的にも少し頼りないところがありますが、素直で優しい性格です。私が悩んだり困ったりしていると、いつも寄り添ってくれます。私はそんな彼に支えられてきました。でも最近……夫の様子がおかしいことに気づいたのです。興信所で調べると子どもがいる女性とW不倫していることがわかりました。何も考えられないくらいショックでしたが、弁護士に相談することを決めました。
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そこに現れたのは、おじの娘で姉妹のように育ったイトコのシズカでした。
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シズカの言葉は心に沁みました。しかしながら私はそう簡単に決心できません。その後、自宅に帰ってからのことです。私はタツヤに「不倫……しているよね?」と、尋ねました。
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![【修正6-3-1】](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718934702-74b37b3476ce6fae5c0a25f0cbf2e22c-1200x1062.png)
一緒に暮らしても、タツヤは不機嫌でつまらないという感情をあらわにします。タツヤは平日こそ早めに帰ってくるようになりましたが、休日は気まずさからか毎週末家にいません。心配したシズカが、手作り料理を持って来てくれました。
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![6_3_2](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1718853757-cbc87bbc591f11b249292c65b3408a1c-1200x533.png)
きっとタツヤもなにか悩んでいたことがあったのかもしれない。私も自分のことで精一杯で、タツヤに寄り添えていなかったのかもしれない。
それに気がつけなかったこともとても悔しい。でも何か辛いことがあっても不倫という甘い蜜に逃げないで、話して向き合ってほしかった。
でもタツヤは何も話してくれません。発覚してからでも遅くなかったのに……どうして対話から逃げるの? 夫婦として向き合えないタツヤはもう……いらない。「ミサトちゃんのこと、みんな応援しているからね」というシズカ。さんざん悩んだものの、私の心は決まりつつありました。
【第7話】へ続く。
原案、脚本・編集部 作画・加藤みちか 編集・横内みか
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