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ラグビー元15人制女子日本代表の玉井希絵(31=イーリング・トレイルファインダーズ)と、元7人制、15人制日本代表の横尾千里さん(32=早稲田大女子部ヘッドコーチ)が、赤裸々トークで近況を明かした。
29日、都内でパソナグループのキャリアイベントに参加。玉井は同グループのアスリート社員であり、23年から世界最高峰イングランドの「プレミアシップ」に挑戦している。22年の女子15人制W杯ニュージーランド大会出場後に海外挑戦を決意し、はじめに「インスタ(インスタグラム)でヘッドコーチを探して、DMを直接送りました。なんぞ返ってきて、ビデオを送ったけれど(決まらずに)時間が迫ってきて…。(日本代表の)レスリー(・マッケンジー・ヘッドコーチ)に相談して、面接に進むことができました」と入団に至った裏話を明かした。
横尾さんは7人制日本代表として、16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)に出場。21年に現役引退し、以降は全日空での仕事に専念していた。一方で母校の早稲田大が女子部を設立することになり、23年夏ごろに初代ヘッドコーチ就任の打診があったという。4カ月ほど熟考した末に「いよいよ『うん、と言わないと部にならない』と固められました」と笑わせ「覚悟、自分がやる意味を考えて決めました。ありがたかったです」と感謝した。
この日はラグビーに打ち込む少女や、ファンらが駆けつけた。パソナでの仕事とプレーを両立する玉井は「両方をしているので、時間は半分。だからこそ、その質が上がる。1日の半分と考えると、自分が何をしないといけないかが明確になります。『ラグビー選手、社会で結構使えるやん』と思ってもらいたい」と笑顔。全日空での業務、早稲田大での指導を並行して担う横尾さんも「ラグビーだけでなく、パイロットの人たちと仕事をしています。他のカテゴリーの人たちとも、自分のコネクションをつくる。(ラグビーでは)世界に送り出す手前の大学生。こういう世界に連れて行けるように、しっかりとリードしていきたいです」と意気込んだ。【松本航】
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