広島、満田誠の同点弾で“執念”の1ポイント獲得! 追いつかれた川崎Fは4試合未勝利に

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2024年06月29日 21:09  サッカーキング

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同点弾を挙げた満田誠(右)[写真]=金田慎平
 2024明治安田J1リーグ第21節が29日に行われ、川崎フロンターレとサンフレッチェ広島が対戦した。

 ここまでのリーグ戦で5勝7分8敗を記録し、勝ち点「22」の15位につける川崎F。降格圏とは6ポイント差であるものの、依然としてボトムハーフでの戦いが続く3年前のJ1王者が、本拠地『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で4試合ぶりの勝利を狙う。対する5位の広島は、直近7試合で喫した黒星はわずかに「1」と好調を維持。公式戦9連戦のラストマッチを白星で飾れるか。

 試合は、開始序盤の5分に広島が決定機を迎える。相手陣内深くでボールを奪われた流れから即時奪回を試みると、高井幸大にプレスをかけた大橋祐紀がボックス内でインターセプト。こぼれ球を拾ったドウグラス・ヴィエイラが右足に持ち替えてシュートを放つが、橘田健人による体を張ったブロックに防がれた。

 そんななか、23分にホームの川崎Fがスコアを動かす。カウンターから波状攻撃を仕掛け、右サイドより送られたクロスのクリアボールを、遠野大弥がボックス右で回収。ヘディングで脇坂泰斗に繋ぎ、ワンタッチのパスが瀬古樹にわたると、ドリブルで運びながら左足でグランダーのミドルシュートを放つ。DFに当たったことで逆を取られたGK大迫敬介は弾くことが精一杯。こぼれ球をマルシーニョが押し込んで先制点を挙げた。

 後半は一進一退の攻防が続くが、両者ゴールを奪えないまま時間が経過。78分には広島が左サイド深くでスローインを獲得し、スロワーの満田誠がマルコス・ジュニオールのリターンを受けてクロスを蹴り入れる。インスイングのボールは飛び込んできたピエロス・ソティリウを通過して枠内に。しかし、GKチョン・ソンリョンが抜群の反応で弾き出し、広島がチャンスを逃した。

 すると、このままタイムアップかと思われた88分に広島が同点弾を奪う。支配率を高めながら川崎Fを敵陣に押し込み、左サイドに張っていた満田へボールが出ると、エゼキエウとのワンツーでバイタルエリアに侵入。ボックス手前から右足で狙った低弾道のシュートは、ブロックを試みたジェジエウの足に当たってゴールマウスへ。GKチョン・ソンリョンも逆を取られた形になり、土壇場で広島が追いついた。

 結局、試合は1−1で終了し、両者勝ち点「1」ずつを分けあった。次節、川崎Fは来月6日にアウェイでジュビロ磐田と対戦。広島は来月5日にホームでヴィッセル神戸と対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 1−1 サンフレッチェ広島

【得点者】
1−0 23分 マルシーニョ(川崎F)
1−1 88分 満田誠(広島)

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