東京V、横浜FMを下して“開幕戦”のリベンジ達成! 山見大登のゴラッソ&OGで逃げ切りに成功

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2024年06月29日 22:10  サッカーキング

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勝利した東京ヴェルディ [写真]=兼子愼一郎
 2024明治安田J1リーグ第21節が29日に行われ、横浜F・マリノスと東京ヴェルディが対戦した。

 ここまでのリーグ戦で7勝5分7敗を記録し、勝ち点「26」の12位につける横浜FM。1試合未消化ではあるものの、上位から大きな差をつけられている同クラブは、前節アビスパ福岡戦で3試合ぶりの敗戦を喫しており、今季初の3連勝を逃した。対する11位の東京Vは、“昇格組対決”となった前節ジュビロ磐田戦で0−3の大敗。この試合では敵地で今シーズンの開幕戦のリベンジを狙う。

 開始序盤は横浜FMが攻勢を強めたが、最初にスコアを動かしたのは東京Vだった。12分に右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めた山田楓喜が左足で鋭いクロスを供給。一度は横浜FMにクリアされるが、こぼれ球を拾った山見大登がボックス外から思い切りよく右足を振り抜く。強烈なシュートはGKに触れることすら許さずゴールイン。鮮やかな一撃で東京Vが先制に成功した。

 勢いに乗る東京Vは、21分に山見が中盤でボールを奪い、パスを受けた林尚輝が右サイドに流れた山田剛綺に繋ぐ。そのままライン際を抜け出し、中央にドリブルで運びながらグランダーのクロスを送ると、ニアサイドに鋭く動き出した山見が反応。うまくミートはできなかったものの、上島拓巳に当たったボールはゴールへと吸い込まれ、東京Vが大きな追加点をマークした。

 2点のリードを許した横浜FMも、前半アディショナルタイムに怒涛の反撃。オフサイドとなったが、45+3分にエドゥアルドがアクロバティックなボレーでネットを揺らす。すると、直後の45+5分に横浜FMがリズミカルなパスワークで東京Vの守備網を打開。ボックス右角でボールを持ったヤン・マテウスが斜めのパスを差し込むと、天野純と渡辺皓太を経由しながら宮市亮がゴール前で強烈なシュートをお見舞い。豪快にネットへ突き刺し、横浜FMが1点を返す。

 前半は苦しんだ横浜FMだったが、後半はスペースへのボールを多用した縦に速い攻撃で東京Vを圧倒。55分には右サイドを抜け出したヤン・マテウスがビッグチャンスを迎えたが、東京Vの守護神マテウスによって防がれてしまう。

 その後も、終盤に猛攻を仕掛けた横浜FM。だが、東京Vも集中力を切らさず、粘り強い守備で相手の攻撃をシャットアウト。横浜FMの決定機逸や、GKマテウスのビッグセーブにも救われ、そのまま2−1で逃げ切りに成功した。横浜FMは来月3日にホームでサガン鳥栖との第16節延期分を予定。東京Vは次節、来月6日にホームでセレッソ大阪と対戦する。


【スコア】
横浜F・マリノス 1−2 東京ヴェルディ

【得点者】
0−1 12分 山見大登(東京V)
0−2 22分 オウンゴール(東京V)
1−2 45+5分 宮市亮(横浜FM)

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