<ラグビー強化試合・リポビタンDチャレンジカップ2024:JAPAN XV10−36マオリ・オールブラックス>◇29日◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆1万3565人
日本代表を軸に構成するJAPAN XVが、マオリ・オールブラックスに10−36で敗れた。
9年ぶりに復帰し、指揮2戦目となったエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)は「エフォート(奮闘)は誇りだが、悔しい。残念で怒りも感じている。結果に関して怒っている。負けるのは大嫌い」と素直な思いを明かした。
前半6分、素早くボールを拾って前進したフッカー原田衛主将(東芝ブレイブルーパス東京)が先制トライ。早稲田大2年のFB矢崎由高(20)らが思い切ったランで前進し、スクラムで主導権を握った。一方、こだわったモールで追加点を奪えず、5−17で入った後半は、ミスから相手にたたみかけられた。22日のイングランド戦は相手のセットプレーを避ける理想があった一方、この日はセットプレーからたたみかけるゲームプランで臨んでいた。
普段のスタンド上段ではなく、ピッチサイドから戦況を見つめたジョーンズHCは「選手がどういった話をしているのかも、フィールド上で感じられる。来週も同じ形でやりたい」と意図を説明した。次戦は7月6日に愛知・豊田スタジアムで第2戦を控え、同13日ジョージア戦(宮城・ユアテックスタジアム仙台)からテストマッチが再開される。同HCは「集団のスピードを上げる中で、オプションを持ち続けることが大事。我々にとって何が合っていて、合っていないのかを確かめている」と今後につなげていく。【松本航】
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