【ラジオNIKKEI賞予想】荒れるレースに妙味傾向がある!? 過去データで探るラジオNIKKEI賞

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2024年06月30日 07:35  netkeiba

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ラジオNIKKEI賞のレース傾向は…(撮影:下野雄規)
 今週からは夏競馬本番ともいえるローカル開催がスタート。「福島・小倉・函館」の3場での競馬開催が始まる。

 重賞は日曜日に2つ。福島競馬場では3歳限定のハンデGIII戦・ラジオNIKKEI賞(GIII・福島・芝1800m)。そして小倉競馬場で短距離のハンデGIII戦・北九州記念(GIII・小倉・芝1200m)が行われる。

 今週はラジオNIKKEI賞をピックアップ。いつものように、過去10年データからレース傾向と馬券ヒントを探っていこう。

1. 上位人気馬より中位人気馬優先?

 まずは人気上位馬の過去の成績チェックから。1番人気馬は過去10年でわずか2勝。アンビシャス(15年)とゼーヴィント(16年)だけ。成績は【2-2-1-5】で馬券圏内50パーセントとアテにならない。しかも近5年は連対さえできていない。

 2番人気馬も過去10年で2勝、成績は【2-0-1-7】。3番人気馬は過去10年で3勝、成績は【3-0-0-7】と、こちらも馬券軸としては頼りない。上位人気3頭で合計7勝。残りの3勝分は、4番&5番&8番人気が1勝ずつとなっている。

 一方、2ケタ人気下位馬も、過去10年で馬券圏内になっているのは2頭のみ。超人気薄の一発はやや期待薄かも…。狙うべきは4〜9番人気の中位人気勢。過去10年このゾーンの馬たちが馬券にならなかったことがない。軸馬を決めたなら、流すのはこのゾーン中心が良さそうだ。

2. トップハンデ馬は苦戦傾向?

 では過去10年、トップハンデ馬たちの成績はどうだったのだろうか。

 トップハンデ馬が一番軽斤量だったのは20年の54キロ。この年は同斤量馬が5頭いたが、最上位着順が2着。ほかは、トップハンデ馬が56キロだったのが4回(6頭)あって、馬券になっていたのは1頭だけ。そして56.5キロが1回(15年アンビシャス)でこのときは1着。さらにトップハンデ57キロだった年が4回あるが、これらの馬たちはすべて着外となっている。

 過去10年トップハンデ馬は合計16頭。その成績は【2-1-0-13】。総じて信用度低いといえるだろう。特に57キロ以上はちょっと危険といえそうだ。

3. 内枠有利!? 馬番1〜4番が活躍中?

 どちらかというと荒れ傾向が強いラジオNIKKEI賞。なかでも、17年以降の特徴としては「1枠の人気薄馬が馬券になっている」。

 17年1枠1番ロードリベラル(9番人気)3着、19年1枠2番マイネルサーパス(9番人気)2着、20年1枠1番バビット(8番人気)1着、21年1枠2番ヴァイスメテオール(4番人気)1着、22年1枠1番サトノヘリオス(2番人気)3着という成績を残している。あわせて、2枠・3枠・5枠の馬がよく馬券圏内になっている。

 特注事項として昨年「過去10年、内枠の馬番1番から4番までのどれかが必ず馬券圏内になっている」と指摘したが、その途端にジンクスは崩れてしまった。とはいえ内枠は好走傾向にあるのは間違いない。狙うならば内枠からの一発だろう。

4. 逃げ馬&上がり最速タイプはどちらが狙い?

 福島競馬場の開幕週に行われるラジオNIKKEI賞。そのせいか、逃げ馬はまずまずの好成績を残している。過去10年で勝っているのは、20年1枠1番から8番人気で逃げ切ったバビットだけ。しかし過去7年中5回、逃げた馬が馬券圏内をキープしている。一応逃げそうな馬はチェックしておきたい。

 ところがしかし、先行有利の馬場で差しタイプは不振にも思えるが、上がり最速が出せるタイプは逃げ馬以上に好成績を残しているのである。過去10年で上がり最速を出している馬は8頭が馬券圏内をキープしている。基準としては上がり34.8秒より速いタイムが欲しい。

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