【陸上】佐藤拳太郎「情けないタイムは出せない」個人種目で初の五輪切符懸け今日30日決勝へ

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2024年06月30日 09:12  日刊スポーツ

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男子400メートル予選、力走する佐藤拳(左)(撮影・垰建太)

<陸上:日本選手権>◇29日◇第3日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子400メートル予選



日本記録保持者の佐藤拳太郎(29=富士通)が組2着の45秒69で今日30日の決勝へ進出した。


予選全体3位で通過も「自分の中で大事にしていた前半があまりよくできなかった。200メートル以降の再加速区間をうまく走れなかった。レースの組み立てていえば0点です」と厳しく振り返った。


昨年8月の世界選手権では日本新となる44秒77を記録。高野進の従来の日本記録を0秒01更新してみせた。すでに参加標準記録(45秒00)を突破しており、今大会で優勝すれば一発内定。3位以内でも、自身初の個人種目での五輪出場が濃厚となる。


決勝では予選で45秒16をマークした中島佑気ジョセフ(富士通)や、予選で自己ベストを更新した吉津拓歩(ジーケーライン)、22年世界選手権から2大会連続準決勝進出の佐藤風雅(ミズノ)らとのハイレベルな争いが予想される。


「400メートルを楽しみにしてくださっている方も多いと思う。情けないタイムは出せない。日本選手がこれから先のパリ五輪で戦えるんだぞというのを見せたい」と気合を入れ、「目標としている44秒5以内を出せるようにしていきたい」と意気込んだ。

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