ジョージアの“英雄”カラーゼ氏が8強進出に期待「スペインにとっても簡単な試合にはならない」

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2024年06月30日 16:21  サッカーキング

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初出場のEUROで決勝T進出 [写真]=Getty Images
 元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏が、EURO2024での母国の活躍に胸を躍らせた。29日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えた。

 現在46歳のカラーゼ氏は現役時代にミランで活躍し、2度のチャンピオンズリーグ優勝などを経験。一方で83キャップを刻んだ代表チームでの主要国際大会出場は叶わなかったが、それだけに史上初のEURO出場で決勝トーナメント進出を果たした後輩たちの活躍には感無量だ。

 引退後に政治家へ転身し、現在トビリシ市長を務めるカラーゼ氏。「トーナメントの第2ステージを戦うことは、国にとって、そしてジョージアのサッカー界にとって、とても重要なことだ。選手もファンも、この瞬間を何年も待ち望んできた。(グループステージの)3試合では、高く、美しいレベルを披露してくれた。ジョージア全体を幸福に包んだ瞬間だ」と、躍進を見せる代表チームを称えた。

 ラウンド16でジョージアの前に立ちはだかるのは、2012年以来の優勝を目指すスペイン代表だ。カラーゼ氏も「スペインは大会の歴史上、最も優れたチームの一つであることに疑いの余地はなく、彼らの選手たちは高い水準にある。もちろん、私たちにとって難しい試合になるだろう」と苦戦を予想。

 それでもカラーゼ氏は、「スペインにとっても簡単な試合にはならないはずだ。ためらいもなく、そう強調できる。今日のフットボールでは、何が起こるかわからない」と言葉を続ける。「スピリット、身構え、戦術的な規律があれば、スペイン相手でも成功を収めることができるということを忘れず、意識しなければならない」

「ジョージア代表は、若い選手で構成された経験の浅いチームだ。美しく素晴らしいスター選手もいる。彼らにはトップクラブでプレーする大きなチャンスがある。この結束力があればこそだと思う。この精神があれば、どんな決戦も楽しむことができるし、先のことは予測不可能になる」

 EURO2024・ラウンド16のスペイン対ジョージア戦は、30日28時(7月1日4時)のキックオフを予定。勝者は、準々決勝でドイツ代表と対戦する。

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