【陸上】福部真子V、女子100m障害パリ五輪内定「去年の経験があって今がある」昨年4位雪辱

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2024年06月30日 17:52  日刊スポーツ

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女子100メートル障害決勝、優勝でパリ五輪を決め笑顔を見せる福部(撮影・垰建太)

<陸上:日本選手権>◇30日◇最終日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇女子100メートル障害(ハードル)決勝



日本記録保持者(12秒73)の福部真子(28=日本建設工業)が、12秒86(向かい風0・2メートル)で2年ぶり2度目の優勝を飾り、パリオリンピック(五輪)代表に内定した。中盤から先頭に並ぶと、2着の田中佑美(富士通)をゴール前でかわして先着した。


29日の準決勝で参加標準記録(12秒77)を上回る12秒75(追い風0・8メートル)を記録。参加標準を突破した上で優勝との内定条件を満たし、自身初の五輪切符をつかんだ。


福部は広島皆実高時代に全国高校総体で3連覇。日体大進学後は伸び悩む時期が続いたが、22年には初めて世界選手権に出場し、準決勝に進出。23年日本選手権では参加標準記録を突破しながら4位にとどまり、各国最大3枠の同年世界選手権の出場を逃したが、その雪辱を果たした。


レース後は「去年4位になった瞬間から誰よりもはやくパリへの準備を始めたつもりなので、きっちり切符をつかめてよかった。去年の経験があって今があると心から言える」とこの1年を振り返った。初の五輪については「パリは12秒7、8のタイムだと話にならない状況になっているので、もう1段階2段階ギアを上げられるように1カ月しっかり準備していきたい」と意気込んだ。

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