<陸上:日本選手権>◇6月30日◇第4日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子400メートル決勝
昨年の覇者で世界選手権2大会連続出場の中島佑気ジョセフ(22=富士通)が45秒51で連覇を達成した。
残り100メートルで日本歴代3位の44秒88の記録を持つ佐藤風雅(ふうが、28=ミズノ)に競り勝って優勝した。パリ五輪参加標準記録(45秒00)を突破できず、「標準記録を切るのを一番の目標にしていたので悔しい。ラスト120メートルで切り替えて、より強くフィニッシュしようと思っていた」と、レース直後は悔しそうな顔を見せた。
昨年は日本選手権で初優勝。世界選手権(ブダペスト)では準決勝で日本歴代5位の45秒04をマークした。今春、東洋大を卒業して富士通に入社。昨年11月から米カリフォルニア大でトレーニング。29日の予選では取り組んできたコンパクトな走りで45秒16でトップ通過。「レースの組み立てを徹底してたたき込んできた。自信を持って挑めた」と手応えを口にしていた。
参加標準記録は切れなかったが、パリ五輪へは世界ランキングで出場が濃厚。「出場を願うしかない。マイル(1600リレー)メンバーでも昨年の世界選手権のリベンジをしたい」と話した。
|
|
2着に入った佐藤風雅もパリ五輪出場が濃厚。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。