【バレー】石川祐希、前哨戦で銀メダル「貴重な経験」「目指せるチーム」五輪でのリベンジ誓う

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2024年07月01日 06:07  日刊スポーツ

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得点を喜ぶ男子日本代表(C)FIVB

<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本1−3フランス>◇男子ファイナルラウンド◇決勝◇30日(日本時間7月1日)◇ポーランド・ウッジ



世界ランキング2位の日本が、大会史上初の銀メダルを獲得した。


決勝で東京オリンピック(五輪)金のフランス(同5位)と対戦。1−3で敗れたが、1977年W杯バレー以来47年ぶりの主要国際大会の2位となった。勝利で72年ミュンヘン五輪以来52年ぶり2度目の頂点とはならなかったが、46年ぶりの表彰台入りとなる銅メダルを獲得した前回大会に続き、2年連続で史上最高を更新した。男女ともに銀メダル獲得なった。


五輪の前哨戦で新たな歴史を刻んだ日本。ミュンヘン大会以来52年ぶりの五輪金メダルを目指し、パリへ堂々と乗り込む。


   ◇   ◇   ◇


セットカウント1−2と追い込まれて迎えた第4セット。相手のマッチポイントで、エース石川祐希(28)のスパイクがブロックに阻まれた。準決勝で世界1位ポーランドをフルセットで破ったフランスの高い壁。最後は、東京五輪金の強豪に主要大会52年ぶりの金メダルを阻まれた形となったが、石川の目線は下に向くことなく、次の夢を見据えていた。


「五輪に向けて貴重な経験になった。銀メダルは悔しいが、五輪では次こそ金メダルを目指す。目指せるチームだと思っている」。虎視眈々(たんたん)と、パリでのリベンジを誓った。


代表シーズンが始まった4月。チームが掲げた目標は、このVNLでは決勝進出だった。五輪でのメダル獲得へ、未知の領域だった世界大会の決勝の舞台を経験すること。まずは、第1目標をクリアし、足りなかった経験値を大きく向上させた。


フィリップ・ブラン監督(64)も「試合に負けて悔しいが、VNLを通して成長した面がいっぱいあるので、チームを誇りに思う」と胸を張った。


パリでは、左足首の負傷で今大会はリザーブメンバーに回った高橋藍も復帰予定。「僕だけではなく全選手が、あと1点、あと1本という思いを持っている。そこをどれだけ意識しながら練習できるかがオリンピックに向けて重要になる」と石川。実力に実績を重ねた“最強日本”が、五輪の頂点へ駆け上がる。

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