初めてのEUROは16強で幕! ジョージア代表の主将DF「素晴らしい冒険だった。国を代表して戦えたことに満足」

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2024年07月01日 15:38  サッカーキング

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初めてのEUROを振り返った主将DFグラム・カシア [写真]=Getty Images
 ジョージア代表の主将DFグラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラヴァ/スロバキア)が、EURO2024を振り返った。30日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 国民の熱狂的な後押しを受けた“クルセイダーズ”の初めてのEURO冒険は、ラウンド16で幕を閉じた。ソ連崩壊前夜の1990年に結成されたジョージア代表は、EURO2024・予選プレーオフ決勝戦でギリシャ代表とのPK戦を制し、史上初の本大会出場を掴んだ。迎えたグループステージでは、初戦トルコ戦を落としたものの、続く第2節チェコ戦で引き分けると、第3節ポルトガル戦で初勝利を飾る。この結果、勝ち点4を獲得したジョージア代表は、初出場ながら決勝ラウンドへと駒を進めたのだ。

 そして30日に行われたラウンド16で、グループステージ全勝突破のスペイン代表と激突。劣勢が見込まれた戦前の予想とは裏腹に、ジョージア代表は先制点を奪う。17分、右サイドでボールを受けたDFオタル・カカバーゼがゴール前に鋭いボールを供給すると、これが相手DFのオウンゴールを誘発。スペイン代表はここまで無失点だった。しかしその後は反撃に遭い、最終スコアは1−4の逆転負け。EURO2024から去ることが決定した。

 大会最多3度の優勝を誇るスペイン代表との真剣勝負に挑み、力負けしたジョージア代表。試合後、主将DFグラム・カシアは「僕たちにとって素晴らしい冒険だった。自分たちが成し遂げたことを本当に誇りに思っている。今日は望んでいたような結果は得られなかったけど、それでも、初めてメジャーな大会で、国を代表して戦えたことに本当に満足だ」と思いを巡らせている。

 決勝ラウンド進出を成し遂げたチームに対して、ジョージアのビジナ・イヴァニシヴィリ元首相が約3000万ラリ(約17億円)のボーナスを支給するなど、国内でのフットボール熱は高まっている。EURO初陣となったトルコ戦後にウィリー・サニョル監督が「出場することでしか得られないものがある。我々は強くなるだろう」と語っていたように、“経験”を得たジョージア代表がワールドカップに出場する未来も、そう遠くはないはずだ。


【ハイライト】初EUROで16強入りのジョージア代表





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