「パーマン」「パー子」相次ぐ旅立ち「カリメロ」「峰不二子」「金田一一」声優界また悲報

声優、ナレーターの三輪勝恵（みわ・かつえ）さんが6月19日に急性肺塞栓のため80歳で亡くなった。1日に所属の「青二プロダクション」が発表した。通夜、告別式は遺族の意向により家族葬で執り行われたという。

大阪府出身の三輪さんは国学院大文学部国文科卒業。アニメ「パーマン」の「パーマン1号」役、「カリメロ」の「カリメロ」役の声優として知られる。

「パーマン」は藤子不二雄が原作の漫画で、小学5年生の主人公ミツ夫がマスクをかぶることで正義のヒーロー「パーマン」に変身し、困っている人を助けるストーリー。三輪さんは変身中のミツ夫の代役を務める「コピーロボット」の声優も務めた。67年にモノクロで初アニメ化され、83年からカラーで第2作が放送された。

同事務所所属の声優では、アニメ「ルパン三世」峰不二子役、「キューティーハニー」の初代ハニー役、「天才バカボン」のママ役などで知られ、さらに「パーマン」第2作に仲間の「パー子」役で出演していた声優の増山江威子（ますやま・えいこ）さんが5月20日、肺炎のため88歳で死去。また先月26日にはアニメ「金田一少年の事件簿」の金田一一役の声優として知られる松野太紀さんが右大脳出血により56歳で亡くなった。

アニメ会で日本を代表する作品を彩った名声優の悲しい旅立ちが相次いでいる。