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今回のネーションズリーグ(VNL)で、バレーボール日本代表は、男子、女子ともに史上初の銀メダルを獲得した。その躍進を支えた男女に共通するスタイルとは−。ファイナルラウンドの個人記録から紐解いた。
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強豪国に比べると身長やパワーでは劣る中、粘りのディグ(スパイクレシーブ)から正確な攻撃につなげるスタイルが、その共通項だった。
男女とも世界中の猛者たちがそろったファイナルラウンド。そのディグ部門10傑に、男子はL山本(1位)OH大塚(4位)S関田(7位)OH石川祐(9位)、女子はOH古賀(3位)S岩崎(5位)OH石川真(6位)L福留(8位)と各4人が入った。男女ともに、どのポジションでも偏りなくパスをつなげられていることが分かる。
確実に点を取れるポイントゲッターの存在も大きい。同アタック得点部門10傑に目を移すと、男子は石川祐(1位)西田(5位)大塚(10位)、女子は古賀(2位)石川真(5位)和田(9位)とそれぞれ3人がランクイン。好不調の波が少ない攻撃陣の力が、数字にも表れた。
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さらに、ベストOHに男子は石川祐、女子は古賀が、ベストLに男子は山本、女子は小島がそれぞれ選出。世界屈指のプレーヤーがOHとLにいる。安定したレシーブから重圧をかけ、多彩な攻撃へ−。そのスタイルが男女の快進撃を支えていた。【勝部晃多】
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