日本サッカー協会(JFA)は3日、都内でU−23(23歳以下)日本代表パリ五輪(オリンピック)メンバー18人を発表した。柏レイソルから選出されたFW細谷真大(22)がメンバー発表後、取材に応じ、エースの自覚を口にした。
メンバー発表は、体のケアを受けながら見ていた。チームメートのDF関根がフィールド選手の一番最初に名前が呼ばれた。細谷はラストの18番目に読み上げられた。「自分が最後だった。FWで平河悠くんが出ていたので、ちょっと焦りました」と笑わせた。
パリ五輪代表では数少ないA代表経験者。今季は1月のA代表のアジア杯、4月のU−23アジア杯、所属チームと休みがない日々を過ごし、今季のリーグ戦では得点がわずか2。決して、満足いく結果ではないが、U−23アジア杯では、極限の場面でパリ五輪を引き寄せる得点を決めるなど、勝負強さを発揮してきた。もちろん、パリでも「大舞台で決めることを証明したいと思う」と意気込む。
過去の五輪のサッカーで、印象に残っているのはロンドン五輪のスペイン戦だった。柏に所属経験があるMF大津祐樹の決勝点で、GKデヘア、DFジョルディ・アルバ、MFイスコらスターがそろったスペインを撃破した。「その試合は小さいころでしたけど覚えています」と話し「自分も得点を取りたいなと思っているので。(先輩の大津に)続きたい」と意気込む。
パリ五輪でサッカーは他競技より早く始まる。「(日本に)いい流れを持ってきたいと思ってますし。オリンピックなので、競技全体を含めて、金メダルを取っていければ」と、目標を掲げた。
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