「Pixel 6シリーズ」でソフト更新に絡む不具合が発生 更新の適用直後に初期状態に戻すと故障の恐れ(回避策あり)

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2024年07月03日 20:31  ITmedia Mobile

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不具合が発生する可能性のある「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」「Pixel 6a」

 既報の通り、Googleは7月1日(米国太平洋時間)にPixelスマートフォンに対する月例ソフトウェア更新を配信した。しかし、この更新を適用したPixel 6シリーズ(Pixel 6/Pixel 6 Pro/Pixel 6a)において、この更新を適用した後、一定の条件を満たすと本体が再起動できなくなる(≒故障してしまう)という不具合が複数報告されている。Googleはこの不具合の存在を認識しており、追加のソフトウェア更新で本件に対処するとしている。


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●不具合の概要


 今回の不具合は、Pixel 6シリーズに月例ソフトウェア更新を適用した“直後”に「初期設定にリセット(Factory Reset)」を実行すると発生する。


 通常、この操作を行うと本体が再起動され、内蔵ストレージなどのワイプ(データ消去)を行った後、再び再起動して初期設定画面が表示される。しかし、7月更新を適用した直後にこの操作を行うと、ワイプ後の再起動に失敗し、本体が起動できなくなってしまうという。


 Googleのセルフサポートサイト「Google Pixel ヘルプ」のコミュニティには、この問題に関する投稿が複数寄せられている。しかし、一番古いと思われる投稿の日時を見る限り、7月の月例更新より“前”に投稿されている。


 つまり、過去のどこかのタイミングで生じていた不具合が、7月の月例更新の適用をきっかけに顕在化した可能性もある。


●回避方法/問題に遭遇したユーザーへの対応


 記事の掲載時点において、この不具合の根本的な原因は分かっていない。ただし、ソフトウェア更新をした直後に「初期状態にリセットする」と発生することは分かっている。


 そのためGoogleでは、この問題に対処できるまでの暫定措置として、Pixel 6シリーズのユーザーにソフトウェア更新が完了したら、端末を少なくとも15分間はアイドル状態にした後で、初期設定へのリセットを実行するように呼びかけている。


 また同社は既に不具合の「根本的な原因」を究明したといい、この不具合によって本体の起動ができなくなってしまったユーザーに対して「可能な限り最良の解決策」を準備しているという。続報を待ちたい。


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