三井不動産リアルティは7月4日、「都心不動産売買マーケットの最新動向調査」の結果を発表した。同調査結果は2024年1月〜3月期、都心7エリア(※)のプレミアムマンション計254棟、約34,900戸のデータをもとに分析したもの。
プレミアムマンションとは、都心ブランドエリアに存在する高品位な既存中古マンションの中から、同社が独自に選んだマンションのこと。
プレミアムマンション全体では、平均成約価格が2億5,156万円(前年同期比+24.5%)と、集計開始以降の最高値を更新した。6期連続で平均成約価格は2億円超となっている。成約件数も前年同期比+26.0%の174件と増加した。
平均売出価格を見ると、2億9,107万円(前年同期比+27.7%)と、集計開始以降の最高値を更新した。在庫物件数は前年同期比21.4%減と4期連続で減少し、売り手市場が継続している。
プレミアムマンション全体の平均成約坪単価と平均乖離率の推移を見ると、成約価格は上昇基調ながらも、売出価格と成約価格の差が縮小し、平均乖離率は1.56%と集計開始以降初めて1%台となった。プレミアムマンションの需要は引き続き旺盛であることがわかった。
※「麻布・赤坂・六本木エリア」「広尾・代官山・恵比寿エリア」「青山・渋谷エリア」「白金高輪・麻布十番エリア」「銀座エリア」「番町・麹町エリア」「市谷・四谷エリア」(フォルサ)