「やっと会えた!」新生児集中治療室の女児 ママに両手を伸ばしてハグ(米)<動画あり>

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2024年07月11日 10:40  Techinsight Japan

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出産後、1週間ぶりに娘と対面した母。娘は1か月ほど早く誕生し、新生児集中治療室に入院中で、先に退院できた母は心配で仕方がなかったという(『Tamara Jenäe TikTok「Koa was born a month early」』より)
我が子が新生児集中治療室に入院し、なかなか会えない日が続いたとしたら…。親は心配で仕方がないだろう。そんな日々を過ごしていた女性が産後、小さな娘と1週間ぶりに対面する様子をカメラが捉え、TikTokに投稿されて話題となっている。温かい親子のやり取りを英ニュースメディア『Daily Mail』などが伝えた。

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米イリノイ州シカゴに住むタマラ・ジェネーさん(Tamara Jenäe)と生まれて間もない娘とのやり取りを捉えた動画が、人々に感動を届けて拡散中だ。

動画はタマラさんが産後、娘コアちゃん(Koa)と1週間ぶりに対面する様子を捉えたもので、タマラさんは目の前に座る娘に「ハイ! ハニー(愛しい子)」と優しく語りかけている。

コアちゃんは最初、タマラさんの顔をジッと見つめていたが、お腹にいる時に聞いていた優しいママの声が分かったのだろう。両手を伸ばしてママに触れ、目を見て会話をしているようだ。

一方のタマラさんは、娘への語りかけを止めずに見つめ返し、「アイラブユー」と言いながら優しくキスしており、のちにこう語っている。

「私の声を聞いた娘は『ハイ、ママ! 今までどこにいってたの?』とでも言っているかのようで、ハグをしようと両手を伸ばしてきたの。あの瞬間、私はとても感傷的になったわ。だってあの子の目と身振りを見ていたら、私のことを認識しているだけでなく、『娘も私と同じように寂しかった』ということが伝わってきたのよ。」


実は、タマラさんは妊娠中に蛋白尿、足の浮腫、高血圧などが特徴の「妊娠高血圧腎症」を発症し、一時は心拍数が低下して血圧が急上昇したそうで、当時のことをこのように振り返った。

「私の血圧は170/290まで上がり、命の危険があったの。それで、医師に『いざとなったら私の赤ちゃんを救ってちょうだい』とお願いしたのを覚えているわ。でも神様のおかげで、私たちは危機を乗り越えることができたのよ。」

「あの時は薬が全く効かなかったから、今こうして生きていることが信じられない気持ちなの…。それでも私とコアは一緒に闘い、生き抜くことができた。それで娘には『戦士』を意味する“コア”と名付けたの。あの子にピッタリの名前だからね。」

なおタマラさんのように高血圧の症状が重くなると、お腹の赤ちゃんへの影響も大きくなり、胎児発育不全、胎児機能不全、常位胎盤早期剥離、低出生体重などがみられたり、最悪の場合は死亡してしまうこともあるという。

コアちゃんのケースでは予定日よりも約1か月早く誕生し、新生児集中治療室に1か月ほど入院しなければならなかったそうで、産後しばらく体調が回復しなかったタマラさんは、自宅から車で40分の距離にある病院に毎日行くことができなかった。また食欲もなく、娘のことが心配で毎晩、眠れずに泣いていたそうだ。
 
そんな中での娘との1週間ぶりの対面は、タマラさんにとって「特別な瞬間」だったそうで、TikTokのコメント欄で「娘も私もお互いにとても幸せだったのよ」と胸のうちを明かしている。


そしてこの動画には、「貴重な瞬間をシェアしてくれてありがとう。心が温かくなる」「赤ちゃんはあなたがママだって分かったのね」「思わず泣いてしまったわ」「なんて美しいのかしら!」「我が子を新生児集中治療室に残して退院しなければならない母のつらい気持ちが良く分かる。私も眠ることができなかったから」「これからこの子がすくすくと育ちますように」といった声が届いていた。

ちなみにイギリスでは、生後3か月の男児が生まれて初めて補聴器をつけた瞬間の動画がSNSで拡散し、男児の輝く笑顔には「全てがビューティフル」「涙が出て止まらなかった」といった感想が寄せられていた。



画像は『Tamara Jenäe TikTok「Koa was born a month early」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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