“鉄人”クリスチャン・リードが一戦限りのWEC復帰。サンパウロでマスタングGT3をドライブへ

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2024年07月11日 12:20  AUTOSPORT web

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WEC第4戦ル・マン24時間レースでLMGT3クラス3位となった88号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)
 ベテランのクリスチャン・リードは、今週7月12〜14日にブラジルのサンパウロで開催されるWEC世界耐久選手権第5戦で、ジョルジオ・ローダの代役としてプロトン・コンペティションが走らせる88号車フォード・マスタングGT3をドライブすることが明らかになった。

 昨季2023年最終戦となったバーレーン8時間レースでヘルメットを脱いだプロトンの共同オーナーであるリードは、ミケル・ペデルセンとフォード・パフォーマンスのファクトリー・ドライバーであるデニス・オルセンとともにLMGT3カーをシェアする予定だ。

 なお、ローダがWEC第5戦サンパウロ6時間レースを欠場の理由はアナウンスされていない。

 ブラックとゴールドを基調としたリバリーをまとう88号車フォード・マスタングは、先月のル・マン24時間レースでクラス3位表彰台を獲得しており、マルチマティック製GT3コンテンダーとしては過去最高の結果を残した。

「サンパウロでジョルジオ(・ローダ)の代役を務めるのが待ちきれないが、これは一度きりのことだ」と強調したリード。

 45歳のベテランドライバーは「スパとル・マンでのレースは、我々が強力なライバルたちに差をつけることができることを証明した」と続ける。「LMGT3クラスで初めて、そしてマスタングGT3と新しいパートナーであるフォードとともに初の表彰台を獲得することができた」

「また、ハイパーカークラスでも上昇傾向が見られ、シーズン後半にポルシェ963で1、2回の上位入賞を果たすことが、我々プロトン・コンペティションの現実的な目標となっている」

 ドイツチームは今回も、ジュリアン・アンドラウアーとニール・ジャニがドライブするポルシェ963を含む合計3台のマシンを投入するが、トップカテゴリーで戦う99号車ポルシェでは、レギュラーのサードドライバーであるハリー・ティンクネルが同じ週末にカナダで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のモスポート・ラウンドに参戦するため、第3戦スパに続いてWECのブラジル・ラウンドを欠場することになっている。
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