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国産エレキギターメーカーの「フェルナンデス」(埼玉県戸田市)が、自己破産を申請したと発表した。東京商工リサーチによると、負債総額は4億3389万円。
国産エレキギターブランド「FERNANDES」「BURNY」などを展開し、著名アーティストと契約したアーティストモデルも多く手がけていた。
東京商工リサーチによると、1999年1月期に年間売上高30億円台に達したものの、近年は中古市場の台頭や競争の激化などで業績が悪化。2022年1月期は2414万円の最終赤字を計上していたという。
さらに資本関係はないものの関係が深かった大阪フェルナンデス(大阪市北区)が、販売低迷などで23年4月26日に大阪地裁より破産開始決定を受けた。フェルナンデスの信用も低下する中、資金繰りが限界に達した。
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フェルナンデスは、自社Webサイトで「現在、複数の債権者に対して、相当額の債務を負担しており、誠に残念ながら事業の継続が不可能な状況となりました」と報告。「可及的速やかに自己破産手続き開始の申立を行う予定です」としている。
フェルナンデスは1969年設立(旧社名:斎藤楽器)のギターメーカー。その3年後から「FERNANDES」ブランドのギターを展開し、ビギナーからプロのミュージシャンまで幅広い層に支持されてきた。スピーカーを内蔵した「ZO-3」など、いくつものヒット商品を生み出している。
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