幼稚園での工作の時間、アカリの隣に座っていたのはトウマくん。たまたまアカリが背中を向けたとき、後ろに垂れたみつあみの先が細くクルンとしていて……。ハサミを持っていたトウマくんは思わず、目に入った毛先をちょんと切ってしまったようです。
子どもが話すことを鵜呑みにできないというのは私も分かっています。しかし今回に限っては、アカリが教えてくれた内容の方がナカタ先生の話よりつじつまが合っているように思うのです。するとトウマくんのママから電話がかかってきました。
トウマくんのママから聞いた当時の状況は、アカリが言っていたこととほぼ一緒でした。だから私は確信を持つことができたのです。「髪の毛を切られたことを先生が知っていた」というのは間違いありません。そうなると余計に、なぜ先生が本当のことを伝えたがらないのかが気になります。しかもトラブルを起こした側であるトウマくんのおうちにも連絡を入れていないとは……。
もしトウマくんがこの件を話していなかったら、トウマくんママはわが子がお友達の髪を切った事実を知らないままになっていたかもしれません。先生はいったい何を考えているのでしょうか。今、私の中では「娘がお友達に髪を切られたこと」よりも、園への不信感の方が大きくなっています。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・今淵凛 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子