



「実は近々会ってほしい人がいるんだ」と、ヨシハルから連絡をもらったとき私は嬉しさでいっぱい。私がヨシハルを授かったときは、天にも昇るような気持ちでした。その後無事出産し、健やかに育ってくれたヨシハル。私たち夫婦はひとり息子を大切に育てあげました。ヨシハルが「生涯を共にする」と決めた女性は一体どんな人なのでしょうか。



ヨシハルが家に連れてきたのは、サトカちゃんというおとなしそうな女性でした。最初の方こそ緊張しているようでしたが、話しだすととても愛らしく、お喋りが大好きな子なんだなとわかりました。息子しかいない私は、娘のような存在ができることにとても嬉しくなりました。その後2人は結婚。私たち夫婦も、「親として、ひとつの節目だね」ととても喜びました。そして、ヨシハルとサトカちゃんが結婚してから2年ほど経ったころ、サトカちゃんから私あてにLINEが届きました。


大切なヨシハルが「結婚したい人がいる」とサトカちゃんを連れてきたときは、夫も私も涙が出るくらい嬉しかったです。
ヨシハルと人生を共にすることを選んでくれたこの子のことも、本当の娘のように大事にしようと心の底から思いました。
しかし1通のLINEにより、状況が変わります。事情もわからないのに「お金を貸してほしい」と……。
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【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙